わたしのこと

カタブツ

認定ロルファー™の利香です。

 

Photo by Rochelle Nicole

 

私がこの写真に心惹かれたのは、彼女が大学卒業を示す帽子を被っている=卒業式という儀式や学位という重々しいものに、こんなに明るい色のドレスを合わせて楽しそうにしているからです。
重いローブを脱ぎ捨てて、鮮やかな色と明るい表情とで、学位を取得した喜びをストレートに表している。(アメリカでは大学出るのも通うのも大変です。学費が高いし授業がハードなんですよね)

自分がやり遂げたことや努力して得たものに対する、誇りや自信。
そういうものを軽やかに出している。
その姿勢がとってもいいなぁと感じます。

 

日本人にありがちな謙遜、真面目、慎み深さ、慎重さ。
これらはいっけん褒め言葉のようにみえますが、程度問題だと最近痛感します。

謙虚で真面目であることをよしとする価値観に支配されていると、
自分で自分に厳しくしたり、追い詰めたり、謙遜することで能力を正当に評価しなかったりしがちになるからです。

 

それで誰が幸せになるんだろう?

 

誰も幸せになりませんよね💦

 

たとえばボディワーカーの場合、クライアントの問題解決のためにと
日々研鑽や勉強を怠らないのは当然です。
しかし、「まだだ!まだ足りない!こんなんじゃダメだ!」と自身を責めてばかりでも… そんな人からセッション受けたいでしょうか。

 

いっそ、カタブツであるのを止めちゃえばいい。

今ある能力・スキル・知識を正当に評価して、それらをしっかり日々の施術に生かしてゆくことでしか、経験は積み重ねられません。
自分にないものをあるようにみせかけたり、やたら卑下したり、
焦りから様々な資格取得に明け暮れたりするよりも、
手持ちのツールボックスを吟味して丁寧にクライアントと向き合うことが、目の前にいる人をよほど大事にしていると思います。

自身を正当に評価して大事にすることが、クライアントを大事にすることにつながります。

そこにはストイックなカタブツ要素はあんまり要らないんじゃないかしら?

偉そうに書いていますが、私自身がカタブツの呪縛からなかなか抜け出せず苦労しております。

 

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