認定ロルファー™の利香です。
強み発掘セッションを受けてみた
「強み」とは、無自覚のまま当たり前にできていることで、かつ、非常に能力が高い事を言う。長所や美点とも異なる。苦手を克服するよりも強みを伸ばした方が効率もいいし、楽に自己肯定感が高められ、他人に貢献もできるので、起業塾・経営塾でもよくこの概念は引用される。
強みにこだわることには陥穽もあるものの、起業初期や生き方としてのビジネスを再検討したい時にはひとつの指針となる。
昨日、Facebookで繋がった尼田浩之さんから強み発掘セッションを受けてみた。今日はそこから感じたことをまとめてみる。個人事業主や、起業を検討している人に読んでみて欲しい。
そこに面白さは感じられるのか
尼田さんのセッションでハッとしたことは、「強みを発揮している時の自分を想像して楽しそう・面白そうと感じられますか?」と訊かれたこと。これが感じられないと、せっかく教えてもらった強みも活かせないのだ。その視点がわたしにはなかった。
例えばわたしは料理が好きで得意だが、プロの料理人になって一流ホテルの厨房や料亭で働き、贅沢で凝った料理を高級な器におしゃれに盛り付けて、有名人やセレブたちに提供するところを想像してもひとつもワクワクしない。それよりも、センスのいい調度品に囲まれたプライベートな空間で、少人数を相手に、滋味溢れる季節の食材を使って素朴な料理をみんなで一緒に作ったり味わったりするところの方が、考えただけでワクワクして気持ちが高揚する。
強みを知ることは最初の一歩で、どのように自分の強みを活かすかがその先どんな場所に自分を連れてゆくかの決め手になるのだろう。
具体的に想像する力と意識
「なりたい自分」を具体的に思い描けるかどうかも、それを想像した時に楽しくなるかと同じぐらい重要だと感じた。漠然と想像しているだけでは不十分で、詳細まで具体的に思い描けるかどうか。そして、それを自分で受け入れられるかどうかが鍵となる。
「月に100万円稼げたらいいな〜」と口では言っていても、「まさかそんなことそうそうできるわけがない」「まして私の業種では無理」等の否定的な意識が根っこにあると、実際に100万円をどう稼ごうとか、どんな風に受け取れたら嬉しいとかすら考えずに終わるし、結局自分で信じていない事は実現できない。
これは、巷でよくいう「引き寄せの法則」的なふわふわした御都合主義の話ではなく、意識がその人の世界を創るということそのものだと思う。
こう考えてみると、常日頃なんとなく考えたり口にしたりしている事柄にも、注意を払おうと思えてくる。「こうなったらいいな〜」となんとなく想像している人より、具体的なビジョンを持っている人の方が強いのは経験則からも明らかなので、教えていただいたわたしの強み:”愛”を今日から「具体的に」使ってゆくつもりだ。
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