ココロとカラダ

勝手な解釈は危険です。薬との付き合い方(2)

認定ロルファー™の利香です。

前回に引き続き、薬との付き合い方について書いてゆきます。
前回の記事:「勝手な解釈は危険です。薬との付き合い方(1)」

 

鎮痛剤を飲むタイミング

 ロルフィング®を受けにこられるお客様のほとんどが、慢性痛とつきあっていらっしゃいます。鎮痛剤を服用するタイミングについてうかがうと、下記のように大別されます。

(1)耐え難い時だけ鎮痛剤を飲む
(2)痛くなったら怖いので痛くなくても鎮痛剤を飲む
(3)毎食後の服薬時に服用するように処方されている

 いわゆる頭痛持ちや生理痛がひどい方は(1)だと思います。腰・股関節・膝といった荷重関節に故障のある人には(2)のパターンが多く、(3)は痛みを伴う持病がある場合です。(3)は医師から処方された鎮痛剤を飲んでいることがほとんどですが、(1)と(2)については処方箋なしで買えるOTC(Over The Counter、薬局で買える市販薬のこと)の鎮痛剤を使っていたりします。

 

 前回も書いたように、薬は度を過ごせば毒となります。鎮痛剤の種類、副作用を知った上で使っていますか? 薬局で買える・気軽に処方してもらえるからといって、安全で無害とは決して言えません。
 常用している鎮痛剤の性質と副作用を知って、安全につきあう。長期的に服用する場合は、特にこれが大切になってきます。

 

メジャーな鎮痛剤の種類

 よく処方される鎮痛剤は大きく三つにわけられます。わたしたちが日常でもっとも慣れ親しんでいるのが(1)のNSAIDsです。

(1)NSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)
 アスピリン®、ポンタール®、バファリン®、ボルタレン®、ロキソニン®、セレコックス®、モーラス®、イブプロフェン®等。鎮痛解熱作用あり。主な副作用として胃腸障害がある。

(2)アセトアミノフェン
 抗炎症作用なし。カロナール®がこれに該当。主な副作用は肝障害、急性腎不全。
参考:日本ペインクリニック学会 NSAIDsとアセトアミノフェン

(3)オピオイド(医療麻薬)
 がん治療や術後の疼痛治療に用いられる。主な副作用は便秘、呼吸器障害。

 

副作用は摂取しすぎばかりが原因ではない

 入院・手術のような大怪我や疾病がない限りオピオイドのお世話にはならないのですが、メジャーなNSAIDsが安全かというとそういうわけではまったくありません。
 「副作用はたくさん飲んだ時にだけでる」と思っているかもしれませんが、それは誤りです。体質、持病、そして服用している薬も要因となります。
 特に、高血圧による降圧剤を常用している人、喘息の持病がある人は、たかが鎮痛解熱剤といえど副作用がでるリスクが高いので、医師や薬剤師に申告を怠らないように注意が必要です。
 また、心筋梗塞、脳梗塞を患ったことがあり抗血小板薬(ワーファリンやバイアスピリン)を常用している人はNSAIDsを飲むと消化管から出血しやすくなります。
参考1:ワーファリンの薬のしおり(PDFが開きます)
参考2:Association of NSAID use with risk of bleeding and cardiovascular events in patients receiving antithrombotic therapy after myocardial infarction. – PubMed – NCBI

 

 気軽に薬局で買える、虫歯治療や風邪の時にいつも処方されるという理由から、鎮痛剤が人畜無害とは言えないのがおわかりいただけたでしょうか。

 そして、長期間にわたり鎮痛剤を飲み続けることによって、どのような健康被害があるのか・ないのかは、未だ不明です。
 わたしは「痛みは鎮痛剤など飲まずに我慢しろ」と言いたいのではありません。すでにわかっている副作用というリスクと未解明のリスクを考えて、服用には慎重な方がよいのでは?と思っているのです。
 
 そもそも痛みは体からのSOSです。歪みや体の使い方の癖から生じる痛みであるならば、痛みの元となっている原因を解消すれば鎮痛剤の使用頻度は下がるはずです。薬ばかりに頼る前に、身体を整えるというのも選択肢のひとつです。

 

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