日々のこと

未知なるものへの眼差し

認定ロルファー™の利香です。

 

私は以前、日本近代文学館という、明治以降の日本文学に特化した博物館兼図書館とでもいうような施設に勤めていたことがあります。
書物大好きでいわゆる本の虫です。

文学もいいのですが、見ていて飽きないのは挿絵や装幀(そうてい)です。
特に大正期までの…というよりも、太平洋戦争前までの書籍は贅沢品でもありましたので、質のいい素材をふんだんにつかったそれは豪華な書籍がたくさんありました。

出版の歴史をひもとくと、欧州では書籍が「知識と情報の詰まった特別なもの」であり、貴族や王族、教会、修道会が独占してきた期間が長かったことがわかります。

 

18世紀から19世紀にかけて、”この世界を構成するあらゆるものを集めたい/知りたい”という欲求のおもむくままに編纂・出版された博物図譜(はくぶつずふ)は、今日(こんにち)でいう図鑑+事典の豪華絢爛版といってもいいでしょう。

そういう貴重書(かつ、かさばる大型本)はなかなか一般人の目にふれることがありませんでしたが、最近はデジタル・アーカイブ化が進み、インターネット上で気軽に大英博物館所蔵のコレクションなどが閲覧できる時代になりました✨

昨日、荒俣宏氏と武蔵野美術大学図書館とによる「博物図譜」というアプリをダウンロードしてみました。荒俣宏氏による、図譜の楽しみ方解説動画付きです!(iPhoneだけのアプリかもしれません)

写真技術、出版や複製技術が今ほど発達していなかった時代に、人々がどのように「今までみたことがないもの」を観察してきたのか。そのまなざしを感じることができます。

 

人の脳は知らないものを認識することができません。

これまでに見たことがないものは、そこに存在していても見えていないという現象がおきます。

 

おそらく、当時、図譜を描く任に当たった人たちは、生まれて初めて見る動植物や魚介類等を目の前にして、持てる技術を駆使してこれらの絵を描いたのだろうと思います。鳥類や魚類なんて、どんどん描かないと腐ってゆきますからねぇ…写真に撮っておいて後からじっくり描く、というわけにはゆかない時代でした。

 

見たことがないものは認識できない・描けない。

それが一般人のレベルなのに、これらの絵を描いた人たちはその壁を乗り越えて、こんなにも正確で精緻なものを描いて残しています。

未経験のものを、先入観に囚われず見つめて公平に再現できる能力。

そこに驚嘆を禁じ得ません。

「博物図譜」、気になった方はApp Storeからどうぞダウンロードしてみてください。無料ですが、Wi-Fi環境下でのダウンロードをお勧めします!

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