絵のこと

鉛筆の粉の影響をおさえて透明水彩の色を出すには

ココニャさん(Twitter ID: @kokonananyan)のご実家のハナちゃん。お写真はココニャさん提供です。

透明水彩の発色を損なわず鉛筆画に着色するのは無理?

鉛筆で細かく描きこむのが好きなのですが、薄く色をのせたいときもあります。
鉛筆の芯は黒鉛の粉をかためてできているので、透明水彩をうえからのせると、どうしても黒い色がもわぁ〜っと出て色を濁らせてしまいます。透明水彩の綺麗な色が台無しだよ!という惨事になります。

鉛筆画の風合いを損なわず、かつ、透明水彩の綺麗さもできるだけ保てるようにするにはどうしたらよいのか?色鉛筆の炭が、水に溶けないようにするにはどうする?(鉛筆画をパソコンにとりこんでデジタル上で水彩っぽい色付けをするとかはナシです。ここでするのはアナログでのお話です。)

 

定着液を使ってみる

わたしはパステルもよく使うので、粉がおちないように紙に粉を定着させるためのスプレーを持っています。最近買った、クサカベの定着液スプレー:grafixは1回なら水溶性に、2回以上の噴霧で耐水性になると書いてあったので実験してみることに。

まずはいつも使っている紙(水彩用のワトソン紙)に、愛用の鉛筆で2Hから2Bまでごりごりと塗り、grafixを1回だけ噴霧。15分以上かけて乾かしてから、ステッドラーの水彩色鉛筆を上から塗って、水を含ませた筆でぬりぬりぬりと三回円を描きます。結果は下の画像のとおりです。

鉛筆・grafix・水彩色鉛筆の実験画像1

2Hでもけっこう黒ずんでしまっていて、HBですでに墨が入っているような色になっています。2Bに至ってはもともとの黒さも失われるほど黒炭が流出。

まぁ、1回の噴霧では水溶性ですよと書いてありますもんね。こんなもんでしょう。
 

2回の噴霧ではどうなるかな?というのをやってみました。

かなりマシになります。
撥水性ではないから水彩色鉛筆の伸びやのりかたにも問題はありません。

「3回以上かけると耐水性になる」とありますので3回以上かける実験もしてみましょう。3回かけて乾かすと、鉛筆の黒々したところが光るようになりますね。マットな質感ではなくなりますが、テラテラ光るほどではありません。

結果はこちら。

うーーーーーーーん…
2回かけたときと大差ありませんね。心配していた水彩の乗り具合ですが、それは大丈夫。ただ、筆を介して伝わってくる紙の質感は変わります。紙の柔らかさ、凹凸からくる手応えが減ります。硬めの紙に描いているような感じがします。これ以上定着液を噴霧して紙質を変えてしまうのは嫌なので、実験はここでおしまい。

 

結論

・クサカベのgrafix2回の噴霧で、紙質を保持したまま、HBまでなら鉛筆の色による濁りはある程度抑えられる。
・2B以上になると3回噴霧しても濁りは顕著。
・鉛筆の芯の特性上、黒鉛が水に溶け出すのは避けられない。
・そこを筆で擦れば濁りはさらに広がるので、塗り方にコツが必要。

塗り方のコツは、水彩をする人ならご存知と思いますが、一応書いておくと…
綺麗な透明度を保持したままにしたいところから塗り始め、鉛筆の色による濁りは筆先でまとめて、黒ずんでしまってもかまわないところに置く(獣毛の割合が多い丸筆推奨。わたしはホルベインの PARA RESABLE 350R を使っています。※クリックでAmazonが開きます)といった感じです。

納得ゆきませんが、現在手元にあるもので試せるのはこれぐらいなものです。
紙の質感、鉛筆によるエクスプレッション、透明水彩の透明度の3つを損なわず、着色するのは不可能なのでしょうか。

わたしが描くのは動物ばかりなので、黒濁りが発生してもさしつかえないところと、さしつかえるところが比較的はっきりしています。写実を追求しないのであれば、先に水彩でざっと色をつけておいて、そこに鉛筆で描きこんでゆく逆パターンもありですが、そうすると鉛筆の色ののり具合が変わってしまったり、消しゴムをかけたときに下の水彩まで色がとれてしまったりします。悩ましい!

試行錯誤しながらの自己流絵描きは続きます・・・

 

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