わたしのこと

ボディワーカーに英語は必須か

認定ロルファー™の利香です。

Rocky Mountain National Park

 

英語圏でロルファーになるためのトレーニングを受けたというと
「英語ペラペラなんですね」と驚かれますが
残念ながらペラペラではありません。
一対一の会話ならまだしも
複数のネイティブとの日常会話は
ほぼ「ポカーン」になります。

スラングや砕けた慣用句的表現、
比喩などは頭に入ってくるまで3秒ぐらいかかります…
かろうじて聞き取っても意味が
わかったようなわからないような。
そんな状態になります。

それでも授業についてゆけたのは
授業の内容が身体のことに特化していたからです。
解剖学用語(主に名詞)を知っていれば
話はややこしくはありません。
特に私は最初の1.5ヶ月のトレーニングでは
素晴らしい同時通訳をしてくださる方と
契約しましたので、そこでハードルが下がりました。
(答え合わせができるので!)

組織の状態や身体の状態を表す、
口語的な表現は(ぐにゃぐにゃして不安定な様子とか
ガチガチに固いとか、どっしりと厚みがある等々
日本語だったらオノマトペに頼る表現)
ニュアンスをつかむのが難しいことはよくありました。

これはクラスメートに尋ねて解消。

ボディワーカーが英語を学ぶことの重要性について
自分の体験をもとにして
現時点でのわたしの考えをまとめておこうと思います。

 

ボディワーカーに英語は必須か

結論から書くと、必須です。

 

なぜなら、教育もワークショップも英語だから。

例えば、ロルファーになるためのトレーニングは
ドイツ、ブラジルでも受けられますが
クラスは英語です。
継続教育(上級ロルファーになるために必須)の
クラスや単位としてカウントしてもらえるWSも
基本的に英語で開催されます。

また、内臓マニピュレーションの
バラル・インスティチュートでも
クラスやワークショップは英語です。

海外開催のワークショップでは
日本語通訳がつかないことがほとんどです。
(日本開催でも通訳がつくと参加費用が跳ね上がります)

もし、最新の知見に接していたい、
多くの情報や論文にアクセスしたい、
インストラクターの話を自分で理解したいのならば、
最低限でも、解剖用語中心の講義や動画、記事は
聴いて・読んでスムーズに理解できるようにしておくのがいいと思います。

知識と経験を底上げするために
英語が道具として必要だということです。

 

ビジネスチャンスをつかむため

ボディワーカー業界以外であっても
ビジネスの現場では
非英語圏の相手とやりとりする際に
英語を使うのが一般的です。

そういう人も含めれば英語人口は20億。

日本でも日本語以外が母語という人たちが
たくさん働いていますし、旅行でもやってきます。
その人たちに英語でセッションが提供できるのは大きな強みです。

わたしも英語しか使えない人に
セッションする機会がありますが、
英語でトレーニングを受けているので
とまどうことなくセッションができます。

また、日本以外に活躍の場を求めようと思った時、
言葉の不安がなければスムーズに動けます。

 

ボディワーカーにとっては
「身体を持っている人はすべて潜在顧客」ですが、
言葉の壁がそれを阻みます。

英語が話せると、
潜在顧客が一気に広がるのです。

 

ここで書いたことは、ボディワーカーに限らず
他の業界でも同じだと思います。

話せる言語は多い方がいい。

わたしは残念ながら日本語と英語だけですが
30年ぶりに中国語の日常会話に
挑戦しようかなと考えています。

次回は、留学経験すらないわたしが
43歳で単身渡米した時の話を書こうと思います。

 

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