わたしのこと

現実は自分を映す鏡

認定ロルファー™の利香です。

 

つらい状況にあるとき、
不運に見舞われたとき、
現実は自分を映す鏡だと言われても
受け入れがたいものです。

しかし、実際には
そうとしか言いようがないと
ようやく受け入れる気になりました。

 

たとえば…対人関係でいうと

「こんなに◯◯してあげたのに、
 相手の態度がそっけない」と
不満に感じるようなとき。

たいてい、根っこには
相手からよく思われたいとか
自分の要望にも応えて欲しい等
期待やコントロール欲があったりします。

「なぜか人に好かれない」、
「嫌われてはいないけど敬遠される」のも
自分のあり方に課題があります。

 

楽しいこと、ワクワクすることを
相手と共有したいと思って
「最近こんなイベントに行ったんですけど」
「こんな本を読んだんですけど」と
話しはじめたとしましょう。

その時、相手が
「ああ!それ、わたしも興味あって
 いきたいと思っていたんですよ!
 どうでした?面白かった?」と
高揚した気持ちをストレートに出してくれた時と

「わたし、それ、知ってますよ。
 今から10年前に読みました。」
と、眉毛をちょっと持ち上げて
マウンティングされただけの時とでは

その後、どんな気分で会話を続けるか
大きな差が出ますよね。

嬉しく楽しい気持ちで
会話が成り立つ人とは
「あの人、もしかしたらこれも好きかも。
 教えてあげよう」とか
「またあの人と楽しく話したいな」と思って
交流が続きます。

 

交流する相手や関係性、
つきあい方を選んでいるのは
他ならぬ自分です。

頼りにならない部下や
思慮の足りない上司に
イライラさせられる日々も
なにかを学ぶために自分で選んでいたり、
(精神修養ではありません)
ここしか自分にはないと思い込んで
選んでいたりするのです。

 

こんなことを悟った風に書いてますが
わたしも過去を振り返ると
自分の学習機能の低さに
びっくりしております。

 
なんでも引き受けてしまうのを
断れるわたしになる、というのを学ぶために
専門技能からチケットもぎりまでやるような職場で苦労したり、
秘書なのに判例集のデータベースで判例をひたすら探したり、
バイトなのに新規顧客への営業に同行するはめになったり…

十数年かけてもなかなか学べませんでした。

 

ひとつ、幸いなのは

一個のことに気がつくと、
これまでの経験をその視点から再点検して
「これはこういう学びだった」と
敷衍できる年齢になっていることですね。

歳をとるのも悪くはない。

そう思います。

 

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