わたしのこと

自分の足で立つとは

認定ロルファー™の利香です。
2015年に公開された下の記事をフェイスブックでシェアされている方がいらして、それを読んで思ったことを今日は書きます。

 

「銃でもナイフでもなんでもアリ」、それでも強いとはどういうことか? いま各界から大注目の武術家・光岡英稔さんに聞く。

情報源: なんだって? 現代人には「足腰」がない!?〜武術家・光岡英稔が知る身体観(光岡英稔,尹雄大) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

 

人は足腰が立たないと根本的に自信が持てないものです。
自分の足で立つ。これが根拠のない自信につながるんだと思います。

 

武術家・光岡英稔さんが上記のインタビュー記事の中でこのように話していらっしゃるんですが、 わたし自身の経験からも深く頷きました。

内視鏡による股関節唇縫合手術のあと、医者から「杖をつけば歩けるでしょ?じゃあそれは「歩けてる」んです」と言われても、納得できませんでした。

とにかく杖を外したかった。

一人の人間としての不全感に耐えられなかったとも言えます。

電車に乗ってどこかへ出かけることも怖くてなかなかできませんでした。

杖をついて道路を歩くと、傾斜や凹凸、障害物の多さに困ります。
道の端っこの方は自転車、看板、ゴミ箱、電柱、自販機が随所にでてきます。
また、道は水はけのためになだらかなカマボコ型になっているので、端っこはずいぶん地面が斜めになっているんですよね。
いきおい、道の中央の方に寄らざるをえません。
でもそんなところにいたら危ない。
いきなりやってくる自転車や原付、車を避けることもままならないからです。

人混みを歩くと人の流れにも乗れないし、何に急いでいるのか猛烈な勢いで突っ込んでくる人もいます。子どもや中学生が走ってくるのが恐怖でした。
杖をついているとそんな人をパッと避けることができません。

電車内では杖を足で蹴とばされることもときどきありました。

 

危険すぎて買物も通勤もできないわけです。

 

自分の意思で、自分の足でどこへでも出かけられた時には感じなかった、
なんともいえない不全感、不能感に落ち込みましたし、腹も立ちました。

ロルフィングと出会って、4回目のセッションで杖とサヨナラできたわけですが
いきなり「よっしゃ!もう歩けるでー!」とガンガン歩けたわけではなく、
大丈夫かな、ほんとに大丈夫かな?と、杖なしで歩くことに
しばらくはおそるおそる・・・といった感じでした。

自分の足だけで歩く。
電車内で数駅立ってみる。
短い階段を降りてみる。

そうやってちょっとずつやれることを増やし、自信を取り戻すわけです。

10シリーズを終えるころには
ぱっと見は普通の人と変わりのないところまで機能も回復しましたし、
わたしの体の「危険な使い方」「適正な使い方」を学習できたのもよかったです。

そういう経験を経ているので、自らの足で立つことが
精神や気分に大きな影響を与えることはよくわかります。

体の一部がうまく機能しなくなってしまった人たちが日々強いられている不便、
その不便から自信を失ったり、自尊心や気分を傷つけられたりすることも
多々あるだろうということは想像に難くありません。

今度はわたしが、
整形外科での治療やリハビリに満足できない方や
現状よりさらに生活の質を上げたい方が
機能と自信を取り戻すためのお手伝いをしたいと願ってます。

 

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