ココロとカラダ

タイ式・子宮バランスセラピーを受けてきました

認定ロルファー™の利香です。

 欧州にてトレーニングを受けたロルファーのKumi Umamotoさんから、タイ式・子宮バランスセラピーを受けてきました。子宮バランスセラピーとは、タイの助産婦に伝わる実用的な民間療法のひとつで、生理痛や生理不順、腹部のかたさ、下半身の冷えに悩む方におすすめしたいセラピーです。ロルフィングの10シリーズを受けた方が、生理痛が減ったとか、ぽっこりしていたおなかがすっきりしたといったご感想をくださることもよくあります。が、それは副次的な効果なので、子宮のケアを狙っているわけではありません。生理にまつわる悩みがあってそこに特化したセラピーをと考えている方には、タイ式・子宮バランスセラピーも有効なのではないかと感じました。
 

 子宮はいうまでもなく骨盤内に収まっている内臓ですが、仙骨や腸骨、恥骨からのびる靭帯等で係留されている臓器です。(前者から順に仙骨子宮靭帯・基靭帯・子宮円索)それゆえ動きやすいといった性質があります。妊活をされている方なら子宮後屈、高齢者と暮らしている方なら子宮下垂といった単語をきいたことがあるかと思います。
 といっても、わたしはここで「あなたの子宮も後屈しているかもよ!」とか「子宮下垂が起きているかもよ?」とか言って、いたずらに不安を煽るつもりはありません。生理痛には鎮痛剤で対処する、生理不順や更年期にはホルモン剤の投与を受ける…といった西洋医学による対処法だけではなく、代替医療の選択肢もあるということを知っておいて損はないと思うのです。

 わたしも更年期障害が始まっています。やっかいなことに生理痛もひどくなりました。腹部の硬さも気になります。そこで今回、子宮バランスセラピーを受けてみることにしました。

 丁寧なヒアリングの後にしめつけない楽な格好で横になって、着衣のままで施術を受けます。施術の内容は、お腹や脚にゆっくりじんわりと手で圧を加えてゆく手技がメインです。器具はつかいませんしタイ古式マッサージのようなアクロバティックなことはしません。また、強もみのマッサージのような強烈に痛い圧もないので、あっという間に夢の中でした。声をかけながら、体感を確認しながらセラピーを進めてゆくので、足腰に故障や不安がある人でも安心して受けられます。
 押されるポイントは、東洋医学に親しんだ者には「そこそこ〜!」というツボであったり、ロルフィング的に考えると「おお…そこは仙結節靭帯…なるほど…」という場所であったりして、起きていた間も興味深かったです。
 Kumiさんいわく、わたしの子宮の位置は正常で、お腹も柔らかくていい状態だそうでした。セルフケアとして普段からお腹を揉んでいる効果かもしれません。
 

 施術が終わってから驚いたのは、冷房でいつも冷えていた足首や足裏までぽかぽかなことです。そしてその効果が、5時間以上経った今も続いていること。なかなかいい感じです。この施術の本当の効果は、次の生理がやってきた時に実感できるということでしたので気をつけていようと思います。

 Kumiさんは今は東京にいらっしゃいますが、まだしばらくドイツと日本を行ったり来たりの生活になりそうだとのことです。ベルリンのサロンのホームページになりますが、子宮バランスセラピーについての説明はこちらをご覧ください。
  
Salon No.5 Berlin「タイ式・子宮バランスセラピーとは」