ココロとカラダ

自律神経は呼吸で整える

 

HeartMath®︎ Instituteの推奨する呼吸法を、7日間続けてみています。
寝るときにだけ、その呼吸法で10分間のタイマーをかけているんですが、10分と経たずに寝落ちたのが3日、寝落ちたけど騒音で目が覚めてしまったのが1日、そのまま熟睡したのが3日と、今のところなかなかいい感じです。

一昨日の晩はとても面白いことが起きました。
もう何年、いや、下手したら十年ぐらい悩みのタネだった、寝るときに首をグイッと力強く右に傾けてしまう癖が突然解除されたのです。
 

頭の格好がいけない?枕が合わない?首が凝っている?などなど、様々な原因を疑ってあれこれ工夫してみたものの、これまでなにも変わらなかったのに。
 

毎晩、右耳を右肩に押しつける勢いで捻った体勢に自動的になってしまう癖は、本当にうっとおしいものです。当然、首も顎も肩も緊張した姿勢なので、とても嫌なんです。頭の位置を直してもダメ。右にゆかないように障害物を置いても、かえって右耳が痛くなるほど押し付けてしまうのでダメ。

ちっともリラックスできないのに、どうしてもその姿勢でないと寝ようとしないわたしの体。そんな強い意志を感じるほどのねじり癖が、わたしの意図とは全く関係のないタイミングでいきなり解除され、頭が枕の真ん中にスッと戻ったのでした。まるで自動で制御されているかのように、勝手にこの重い頭が動く感覚にも驚きました。

眠いながらも「ひえ〜なんだこれ、面白いなぁ、いつまで続くかなぁ」と思っていましたが、そのまま寝落ち。明け方に目が覚めた時も、右側に首をねじることへの執着はないままでした。翌日の夜も、ひねり癖は発動しませんでした。

いったい全体、なにがどう言う理屈でこうなったのかは不明です。
そもそも呼吸法と関係しているのかどうかもわかりません。
ですが、「最近、数年間に及ぶストレスがなくなった」とか「特殊な枕を手に入れた」とか「睡眠環境が大幅に変わった」とかの要因がないのもまた事実です。

呼吸は心拍数を安定させることができます。言い換えると、意識的に自律神経を整えることができる、パワフルなツールです。首を捻っていたのも、体の緊張がうまく解除できないという意味では、自律神経のチャレンジとも言えます。これが解除されたのも、呼吸から自律神経系に働きかけ続けた結果なのではないかと考えております。

5秒吸って5秒吐くだけのシンプルな呼吸法で、自分になにが起きるのか。試してみるだけの価値はありますよ〜!