セッションご感想

大腰筋:はやく・疲れず歩き続けるための筋肉

認定ロルファー™の利香です。
中年期以降になると歩く速度の個人差が大きくなってきます。若い頃は足が速い人=せっかちな人で、ゆっくり歩く人=のんびりさんと思っていましたが、40代以降はそんな性質だけで説明がつかない、「せっかちなのになぜか歩くの遅い人」というのがいたり、「のんびり屋なのにすいすいと歩く人」がいたりすることに気が付き始めます。

歩く時にそもそもどの筋肉を使うべきなのか。そんなことを知らなまいままに暮らしている人が殆どだろうと思います。でも「知らなくても不都合ないからどうでもええわ」というのはちょっと違います。毎日必ずやる動作こそ、適正な筋肉を使ってやる必要があります。なぜなら、その方が圧倒的に省エネで疲れないし、疲労感が減ればもっとやりたいことに体力を使えるからです。

 

大阪出張セッションに毎回通ってくれているクライアントのSさんに、昨日はセッション5をワークしました。彼女は下肢にチャレンジがないのにコトコトと歩く人で、いい機会なので大腰筋を使う正しい歩き方をお伝えしました。「歩くってこういうことなんですか!?」と大いに驚かれてFacebookにその衝撃を投稿してくれました。以下、引用でご紹介いたします。

 

クリックで元画像を表示
クリックで元画像を表示

 

私は歩き方が間違っていたらしい💦
いや、歩き方だけじゃなく、あちこちデタラメなような気は薄々していたけどw
いつもものすごく必死に早足で歩いているつもりだったのに、数年前に娘に「ママ歩くの遅いね」と言われた。
その時は自分が歩くの遅いなんて全く思ってなかったのですごくびっくりした。
でも娘と一緒に歩くと明らかに私の方が遅い。
あー、そうか。加齢か。こんなとこにまでやってきたのか。
そんな風に歳のせいにした。
それから毎朝出勤時に歩いている周りの人を意識して見た。
すると同じぐらいの年齢の女性よりも歩くの遅い事が判明💦
これ、歳のせいってゆーより、足の長さのせいか⁈
こうして私は足が短くて色々衰えてるBBAだから早足で歩いてるつもりでも遅いんだという結論に至った。

…じゃなくて、歩き方!!!!

ロルフィング5回目はお腹まわり。
大腰筋という背骨と太ももをつなぐ筋肉にアプローチ。
この大腰筋を使って歩くのが正しい歩き方だそうで、私はその筋肉全然使ってなかったみたいw
代わりに太ももの筋肉を使ってるらしくて、めっちゃ硬いと先生がびっくりしてたw
(しょっちゅう太ももの前の筋肉痛くなるのは間違った歩き方のせいなのか!)
歩く時は足を上に持ち上げるのでもなく、前へ出すというのでもなく、後ろに蹴って前への推進力とするんですね…
私の場合は「足を持ち上げる」=「足踏み」=「前へ進まない」
だからあんなに必死に足を動かしているつもりなのに歩くのが遅いのか!!!!
目からウロコ!
50年間一体何をしてたんや!!!!

 

Sさんの太ももの前側は…「ラガーメン!?」ってぐらいカッチカチでした…。いやそんなとこ使って歩いていたら、急ぐほどに足が上がらなくなるでしょ…。

大腰筋は腰椎から始まって太ももの内側に止まる長い筋肉です。これを強力なゴムバンドのように使って脚をひきあげる歩き方が、最も効率よく、すいすいと歩けます。ランニングが趣味の方はここをケアしていた方がいいですよ。

大腰筋が使えるようになると、太もも前側や前脛の張りや疲労感が大きく減ります。椅子に座りっぱなしで、電車や車などが発達した現代社会に生きるわたしたちはあまり大腰筋を意識することなく暮らしていますが、最期まで自分の脚で歩きたいですよね。それなら正しい筋肉を使った正しい歩き方を知っておきましょう。

 

*ご予約はこちら。