日々のこと

初期の認知症に接して感じること

認定ロルファー™の利香です。

ストレートネック気味のスケルトン氏

 

昨日が仕事納めでした。
今年はたくさんのクライアントさんや
新しい交友関係に恵まれたいい年でした。
ありがとうございます✨

 

1年を振り返ってみると、
父の前頭側頭型認知症&アルツハイマーに
端を発した家庭内のあれこれも、
けっこう大きなインパクトがあったなぁと感じます。

 

ロルファーとして
他人の問題と自分の問題を区別することを
学んでいたことと、
ヒプノセラピーを受けて
父との関係を既に癒していたおかげで、
わたしは感情的に振り回されず、
興味深く父をみることができております。

前頭前野がやられると
こういう風な行動をするのか!とか
こんなことをやらかすのか!とか
エキサイティングなのです。

脳の機能が混乱したり失われたりすることで
父のコアとなっている嗜好や
思い込み、それを作り出した記憶が
表面に出てきていて、実に興味深いんです。

これは発掘作業に似ているかもしれません。
バラバラな断片のままだと無意味で
無秩序に見えるのですが
「もしかしたらこのピースはこういう模様の1部分かも?」と
全体像を考えながら対応していると
わたしが生まれた時から「父親」として
この世に存在していた人の
素地が見えてくるような気がします。

認知症にならなければ
おそらく出会うこともなかったであろう父が
そこにいることに感動すら覚えます。

 

とはいえ、日々対処することや
危機管理も必要です。

家族のストレスマネジメントもです。

母や兄を見ていると
父の「困った行動」を「なんとかしなくては」
と思ってしまうことが
更なるストレスを生んでいるように感じられます。

 

他人はなんともできるもんじゃないんですけどね。

 

母の負担が減るように
来年は公的支援や他力を
積極的に借りられるように
心がけてゆこうと思います。

皆様もどうぞよいお年をお迎えください。

 

*年始は1/6からの営業です。お問合せ、ご予約はこちら。