わたしのこと

どうするかを残り時間から決める・老いた親との関係に悩む人へ

認定ロルファー™️の利香です。

クライアントさんが家族関係の悩みなど話してくださることがあります。同世代の方だと、高齢になった親が頑固、理解が遅い、話を聞いてくれない、何度も同じことを説明させられる、モノが多すぎて片付けたいのにうんと言ってくれない等々。高齢になった親との関係では、苛立ちを覚えることも増えます。

親子だからこそ腹が立つんですよね。わたしたちは子の立場から親をみているので、親はしっかりした大人だと思い込んでいます。それに加えて親だからわかってくれるだろう、わかって欲しい、ちゃんと考えてくれるはずといった期待と甘えもあります。

しかし、我が親といえど高齢者のひとりです。個人差はあれど、加齢による変化は確実に起こっています。小学生相手に話すとき、単語や話の長さを選びますよね。現役プロフェッショナル同士のレベルでまくしたてても通じないし、集中力が続かないと知っているからです。高齢者が相手の場合も、単語や話の長さを選ばないとなりません。短期記憶が定着しないし、忍耐力も低くなっているからです。

老いたらどんな変化が起こるのか

どれほど賢い人でも、加齢とともに記憶力は低下します。短期記憶は定着せず、変化への適応力や新しい事柄への興味も薄れます。新しい家電の操作や、ATMシステムなどに適応するのに時間がかかったり、慣れ親しんだやりかたを変えようとしないのはそのためです。
新規学習機能は極端に低下し、上書き保存は選択肢にあったりなかったりします。
昨晩も今朝も伝えたスケジュールを10時にはすっかり忘れていたとしても、悪気はありません。定着しない。それだけです。

その代わり、若い頃の生活パターンや、その時期に形成された強い思い込みが浮上してきます。「電気は必ず消す」とか「ごはんは手早く済ませるのが最善」とか、重要性が他人には理解できないものがほとんどです。これを無理に「直そう」としてもうまくゆきません。相手を依怙地にさせるのがオチです。理解と許容だけがわたしたちの選択肢です。

ちなみにわたしの父は思い込みからくる行動を妨げると5回に1回は怒るので、困ったことをされても「バグってる」と思ってわたしは適当にスルーします。

親を「お世話が必要な高齢者」としてみる

100歳を超えるお母様のケアをされているクライアントさんの名言なのですが、「自分の母親と思ったらやっていられない。お世話が必要な高齢者と思わないと、決断できないこともたくさんある」。これは真実だなと思います。感情だけ動かすと双方が疲れてしまいます。
お世話が必要な高齢者なんだから仕方がないと折れることは「負け」ではありません。人生は競争ではないのですから。それでも悔しい時は、「わたしみたいな娘を持って、お母さんは恵まれてるね!」と、自らも勝つ発想でゆきましょう。

親の感情と自分の感情の両方を観察する視点を持つ

親に対してつい感情的になるのは期待や甘え、そして場合によっては責任感やプレッシャーがあるからですが、感情そのものにダメ出しする必要はありません。期待も甘えも親子間にはあって当然です。

大事なのは「なんで腹がたつんだろう?」「どうして貰いたいと願っているんだろう?」と、感情の源泉を見ることです。認めて貰いたい、頼りにしてほしい、もっとしっかりしてくれよ、などなど、いろいろな気持ちがあると思います。それは譲れない気持ちか、別にどっちでもいいか。すでに大人になっている私たちからしたら、ちょっと冷静に考えたら「まぁどっちでもいいかな〜」と思えることも多いのですよね。幼い頃に満たされなかった感情を、今も繰り返して拗らせているだけだったりもします。

親の感情も「へぇ。これが嫌なんだな」「変えたくないんだな」と、第三者目線で認めてみると冷静になれます。「気乗りしないみたいだけどなんで?」「ほんとはどうしたい?」と訊けると、関係性としては一歩前進です。

今日の会話が最後になるかもしれない

高齢な親との関係に取り組むのは、億劫ですよね。別々に暮らしているならなおの事です。でも、親が元気であと10年生きられたとしても、時間換算したらそれほど長くは一緒に過ごせないという事実をどう捉えていますか?

同居していても、顔を合わせて言葉を交わすのは1日に10数分程度です。分を年に換算してみたら、残り時間はあとわずかだとわかります。まして相手は高齢者です。元気そうに見えても、いつ倒れてそのまま意識不明になってもおかしくはありません。今日の会話が最後になるかもしれない。脅しではなく事実です。

ここからどんな関係にするかは選べます。

高齢な親がコミュニケーション困難になる前に、親子関係を納得ゆくクオリティにできたらいいですよね。偉そうに書いておりますが、わたしも仁王立ちになって父を怒鳴りつけたり、母との関係を癒すために相当お金を使っていたりします。最近、納得がゆくレベルにようやくなってきたところです。ともに頑張りましょう!

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