ロルフィング

ちょっとマニアックな感想

認定ロルファー™️の利香です。

ロルフィングのクライアントさんからのフィードバックは、いつも興味深いものです。中には、ちょっとマニアックな表現で感想を伝えてくれる人もいて、意表を突かれて「ほう」となります。

「腕が満ちている感じ」
「足先からおへその辺りまでが自分の身(み)で、その上はない、みたいな感じ」
「膝だけにすごく重い漬物石があって、重心が地面の深いところにある」

身体の重心が地面の深いところにあるとか、なかなか出てこないですよ!とわたしも興奮してしまうのですが、わたしがキャッキャウフフした反応を見せるのは、実はあまりよろしくないことなのでニヤリとするだけにとどめています…。

人は、相手の反応がいいと嬉しくなっちゃうものです。クライアントさんが、次もまた「いい反応」をわたしにしてもらわねばと無意識に思ったり、「いい反応」がないと「何か間違っているのでは」?と不安になったりしたのでは、自由で率直なフィードバックの妨げになります。脳の報酬系は容易に活性化してしまうので、施術する側は、クライアントとのやりとりに於いて自分の喜怒哀楽をあまり表現しません。

でもそれはあなたに関心がないというわけではないので、どうぞ好き勝手にマニアックな表現で、自分の感じていることをガンガン表現してください。

ロルフィングのセッションの最中は、身体でいま起こっていること・感覚(予感も含めて)を、好きなタイミングで自由に話していただいています。気づき・言語化し・誰かに伝えることで、「そうか。わたしはこれが苦手なんだ」「こんな風に体は動くんだ」と、自身の意識でもフィードバックが起こり、身体を意識的に使う回路が開きます。

知らないものは視えない。

これは自分の外の世界のことだけではありません。意識の内側でも言えるのです。

 

*ご予約はこちら。