ロルフィング

身体のバランスは噛み合わせにも影響する

認定ロルファー™の利香です。


  わたしが高校生ぐらいの頃に、「歯の噛み合わせが体の不調を引き起こす!」とする説を初めて知りました。当時はまだ昭和…(遠い目)…それに解剖学も学んだことがなく半信半疑でしたが、今は歯の噛み合わせは顎関節の水平に関わることなので、そりゃ全身のバランスに影響を及ぼすだろうなと理解しています。
 今年4月から歯医者に通っており、自分の身体で歯の噛み合わせが原因としか思えない現象を体験しています。右上の奥歯の大掛かりな治療を始めたとたんに足裏に違和感が生じ始め、新しい歯を仮付けして1週間後の6月末には右膝の半月板をおかしくし、腰は日によって左右どちらかに妙な痛みと違和感があるのです。

 

身体のバランスが変わると噛み合わせにも影響がある

 歯の噛み合わせから体への影響がある、ということは逆もまた然り。首から下の関節のバランスが変わると、噛み合わせも影響を受けます。わたしがロルフィングのセッションでクライアントに施術している最中に「なんか顎がゆるんだ」「噛み合わせが少し変わった」というフィードバックをもらうこともあれば、セッション後に「そういえば前回のセッションの後から、夜、歯ぎしりしなくなった」等の報告を受けることもあります。

 ロルフィングでの変化には重力の力が欠かせません。重力があるからこそ上へも下へも伸びてゆける身体を目指します。10シリーズ継続中の変化は、地面に接する足から頭部へと、下から上へ広がってゆく傾向があります。まずは基礎(土台)を固めてから上に乗るもののバランスをとる…といったらわかりやすいでしょうか。
 下からの変化が、背骨を通じて身体の上の方へと影響を及ぼしてゆくので、上の方の調整は最後になります。10シリーズの第7セッション(構造に積極的に働きかけるワークの最終回)で、頸部・頭部・顎を含む顔面の筋肉を調整します。第8セッション以降は、新しい身体が全部でひとつの身体として機能するように統合ワークをすすめてゆきます。

 

10シリーズ継続中は歯の治療はしない方がいい?

 歯の治療はしていただいてもちろん結構です。虫歯は早い段階で治療したり予防措置をとるのがいちばんです。歯列矯正や奥歯の抜歯をともなうような治療の場合は、教えていただけると助かります。「あれ?なんであそこがああなっているんだろう?」という思いがけない変化をわたしが目にしたときに、「歯医者に今通っています」と教えていただけたら、それを勘案しながらセッションが組み立てられるからです。
 歯列矯正と10シリーズを並行してはじめると、様々な変化につぎつぎ適応しなくてはならないという点で、身体の負担は大きくなる可能性はあります。が、これも程度にもよりますし個人差の大きいことです。ご不安な場合は遠慮なくご相談ください。

 

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