強みを伸ばすといわれてもほんとうには腑に落ちていなかった。
つい、自分には欠けているもの=弱点ばかりをみてしまい、新しいことを学ぼうとしたり、知識や小手先の技術でなんとかカバーしようとしたり。
弱点を克服しようとするのは膨大な努力と気力、時間がかかる。
それよりも強みを伸ばしたほうが近道。
もとから好きなことや得意なことをするわけだから
努力はちょっとで済むし気力はむしろ湧いてくる。
これは理屈ではわかっていても、実際に自分に当てはめてみたとたんに
「え… でも、じゃあ、私の場合はどうしたらいいの??」と途方にくれていた。
あなたはこれだけの強みをもっているよ!と、
目の前に羅列された強みのリストをみても、
それはまるで使い途のない道具が無秩序にならぶ箱みたいなもので
どうやったら応用が効くのかわからなかった。
そんな時に、Google+経由で知り合ったフォロワーさんのブログを読んで
これまでうまいこと思いつかなかったこの応用のしかたが
パチッと音をたてて鮮明になり、もやもやがスーーッと消えていった。
この記事には、心ない中傷や、周囲の無理解に屈することなく、マイノリティーとしてのしあがっていった野球選手たちのことが、映画のレビューに寄せて綴られている。
弱点をカバーするために、彼らがはらった多大な努力もきっとあったはずだ。
が、叩かれる理由となっている黒人であること、日本人であること、女性であること等・・・それは誰にも変えられない。
それに固着していても文字通りどうしようもないことが人生にはある。
そんな時には根性論や誤ったポジティブシンキングで自分を疲弊させるより楽にできる強みを伸ばすほうがいいのだ。
そして、小さな成功をひとつずつ重ねていったときに
弱点さえ見方を変えれば強みになり得ることに気がつくだろう。
弱点と思っているカードをひっくり返してみよう。
その裏にはキングが、エースが刷られているかもしれない。
健康なところをみる、痛みばかりを見ずに体にある健康に注目してそれを広げましょう!とクライアントさんには伝えているのに
自分にはそれができていなかったという・・・
そういう反省も踏まえて記事として残しました(汗