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今すぐの気分転換をどうするか。短時間でできる気分転換4つ

認定ロルファー™の利香です。

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 身体のケアを提供する側として、自分自身の身体のケアはもちろん、メンタル面でのケアも軽視できません。特に個人でやっているサロンや治療院の場合施術者の醸し出す雰囲気は、クライアントに大きく影響します。愛想笑いや緊張感、ちょっと余裕のない感じとか、そういうのも伝わってしまうものです。
 だから施術者はメンタルを常に一定レベル以上に保ちたいものなのですが、そこはやはり人間。無礼な営業電話がかかってきたり、家族やパートナーと言い争いをしたり、スタッフの欠勤で焦ったり…といった「事故」に見舞われることもあります。特に対人関係がらみでおこる動揺は、大きなものになりがちです。

 そんな時にどういう風に気持ちを切り替えるか?という話に、先日、個人事業主ばかりが集まった食事の席でなりました。起業して数年以上経っている方々が多かったので、さすがだなぁと思わせられる方法を教えてもらいました。以下に簡単にまとめます。

(1)音楽を聴く
 「気分転換絶対にしなくちゃ!」という圧を醸し出しながらじっくり聴くというよりも、ただかけるだけでいいのです。かけるだけで気分が高揚してくるようなお気に入りの曲をもっているといいですよね。特に時間がないのに気持を切り替えなくちゃならない場面では重宝します。

(2)自分なりのパワースポットへゆく
 時間にちょっと余裕があって、近所に神社や広々した公園などがある場合は、いったん外に出るのがいいですね。外の空気を吸い込い、開けた風景をみていると、一点に集中していた気持がふわっと晴れたりします。わたしもこれは散歩という形でやっています。

(3)笑えるネタにする
 失敗や腹立ちを笑えるネタに昇華する。そのまま出したら愚痴になり、聴く側もしんどいし出す側も不快だった場面を再演することになって、けっこうしんどかったりします。自分のやらかしたこと、他人から言われた腹立たしいことをユーモアで料理する過程で、気持が切り替えられるのはいいですね。

(4)保留引き出しに入れる
 わたしはといえば、「保留引き出し」にいれるというリアルな想像を自分の頭の中でします。保管庫の通路を歩いてドアを開けて部屋に入り、そこにある引き出しを開けて、感情(色や形を与えておきます)をいれて引き出しを閉める。そして踵(きびす)を返して部屋を出てドアを閉じて通路を歩いてまた戻ってくる…という想像を、できる限り詳細に、映画の1シーンのようにやります。この引き出しは、保留案件としてとりあえず格納する場所なので、そこに入れたら今は思い煩わなくていいという前提にしてあります。これはあと5分で気持を切り替えねばならない時にも使えます。

 

 個人事業主としてひとりで働いている人ほど、孤独に陥りがちです。自分一人で応急処置的にできる気分転換だけでなく、お金を払って誰かに相談したり(無料だと相手の厚意に依存することになります。また、自分も遠慮が出てしまうので友達やパートナーは相談相手としてお勧めしません)、大々的なリフレッシュの機会をもつようにするのが大切です。