認定ロルファー™の利香です。
個人事業主にとっての情報発信の意義、ツールについて昨日は書きました。
今日は引き続き、起業した人が陥りがちな「強み」解釈の落とし穴について書いてゆきます。
「強み」とは
強みとは、その人にとっては当たり前にできることで、人間関係やビジネスなどに主にプラスに働く性質・特徴・特技のことです。「長所」とも言えます。
例えば私には、新しい職場や集まりの場において「何年も前からそこにいたかのような馴染み方」「落ち着いた雰囲気」を出すという強みがあります。(それはおそらく私がエンパスだからなのでしょうが、エンパスの話はまた今度)
こういう自然にやっていること・自分にとっては普通のことは、「それってすごいじゃん!」というのを自覚しにくいので、他人の視点から指摘してもらえる「強み発掘」といったサービスがあるのでしょう。
ビジネスの勉強をしていると、この強みを活かすことを推奨されます。その人にとって楽にできることなので、ストレスなく大量に実行できて、かつ結果につながりやすいからです。
強みを活かす≠苦手なことは放置
強みを活かすというのは非常に魅力的なフレーズです。
何をどうしたらいいのかわからないという迷える子羊状態になりやすい起業初期にあって「自分に成功体験を積ませる」とか、「勝ちパターンを再現する」とか言われたら、救われた気持ちになりますから。
そこで陥りやすいのが「強みを活かす」ことを、それ以外は何もしなくてもいいかのように勘違いをしてしまう落とし穴。
苦手なことをやらない言い訳にしてしまうんですよね。
強みを伸ばす方ももちろん大事です。
が、それと「やるべきことを淡々とやる」は、両輪です。
「私はパソコン苦手だからアメブロでいいや」「ブログ更新が面倒臭いからフェイスブックで」「フェイスブックはいいねの数が気になって苦手だからLINE@で」と、どんどん安易に流れてしまいがちなのではないかな〜と、何人もの方々をみていて思います。
そこで「でもナントカさんはLINE@だけでも十分な成功しているし」「Facebookと口コミだけで売り上げ出てるし」と、特異な成功例を考えがちなんですけど、それこそ、その方の「強み」がツールと顧客層とばっちりマッチしているから出来ていることだったりします。
そして、本当にその方がそれだけしかやっていないのかというと
実際にはそうではない場合もとても多いです。
「僕はウェブのことは全然わからないし時間もかけたくないからプロにお願いしている」「自分の商品のあり方に合ったツールをみつけて、その講習会に参加してそれだけに注力している」「ホームページやブログは苦手だから、セミナーを動画に撮影して公開することに絞っている」というように、
どこにどれだけの労力・コストを振り分けるのかの判断や
自分でなければ出来ないことはなにかの見極めをしたうえで
ツールを使いこなしているんですね。
苦手なことだから放置するのではなく
苦手だと認識したうえで「じゃあどうしよう」をしっかりと考えて実践している。
外からは見えないところでたくさんの判断や試行錯誤を繰り返していらっしゃるわけです。
ものは試し。なんでもやってみよう
私は、個人事業主の誰もがブログ一体型ホームページを自力で作るべきだ!とは考えていません。20〜30万円の予算がかけられるなら、外注して高機能なホームページが作れます。それもありですし、広告が入る・信頼感低い・著作権はけっこう踏みにじられてる・データ移行が困難・閲覧者には使いづらい等々のデメリットを理解したうえで、無料サービスを駆使するのもありだと思います。
その判断は、やってみてからでも遅くはありません。
やってみないことには、試行錯誤すら始まらない。
まして必要性を理解しているのなら、やってみるのがいちばん話が早いですよね。
ひとりで飛ぶのが怖ければ、誰かと一緒に飛ぶのもありです。
私は受講生と一緒に飛ぶ気持ちで、ワードプレス初歩講座をやっています。
いい商品を売っている人、素晴らしいサービスを提供している人がどんどん自分の声で情報を発信してくれるようになったら、きっと今よりも面白い世界になると思っているので、そのお手伝いができるのも嬉しいことです。
ワードプレス初歩講座
※9月の講座までは超初心者さんも受けていただけますが、その後はサービス内容を大幅に見直す予定です。