10シリーズセッションとは

なぜ、40代になると不快な症状が急に増えるのか?

年を重ね、次第に現れてくるつらい症状。忙しい日々の中で見過ごされてきた身体のクセのせいかもしれません。

アメリカ生まれのロルフィング®で、バランスのとれた身体を取り戻しませんか。
受けた方からは「無理していたな、我慢ばかりしていたなと気がつきました」「からだ、大事にしよう」「体調に自信が持てない方に特に勧めたい」というお声をいただいています。

ロルフィングでは【10シリーズセッション】という、10回で完結する施術を最初に受けていただきます。なぜなら、それが、慢性的な不調解消のいちばんの近道だからです。

10シリーズセッションの特徴

1. ゴールがある

ロルフィング10シリーズには”レシピ”と呼ばれる手順が定められています。このレシピは、身体の水平線:足首、膝、股関節、骨盤、肩、顎等の左右差を整え、頭頂部から両足の間へとまっすぐおりる垂直線の乱れを正す内容となっています。

わかりやすくいうと、身体の横軸と縦軸のガタつきを減らす。そうすると身体は自らの重さを無理して支えなくても済むようになり、痛み・コリ・動かしにくさなどの不調が軽減され、楽に生きられる身体になるのです。

重力と調和した伸びやかな身体になること。これが10シリーズセッションのゴールです。

10シリーズ前と後

2. 各回ごとのテーマと主な施術範囲

第1ー3セッション:表層
#1… 呼吸の拡大(上半身、太もも裏側)
#2… 地面からのサポート(足と膝から下)
#3… 前後と真ん中の感覚(体側)

第4ー7セッション:深層
#4… 正中線の感覚を培う(脚の内側)
#5… 腰椎を伸ばす(腹部、太もも前面)
#6… 仙骨の解放(足裏から背中にかけて)
#7… 首の解放(頸部、頭部)

第8ー10セッション:統合
#1から#7までで得られた新しい身体が、うまく連携しあって全部でひとつのからだとして働けるようにします。セッション内容がどうなるかは個人差が非常に大きくテリトリーもバラバラですが、新しいことはしません。#8と#9はふたつで1ペアの内容。上半身/下半身のどちらからのサポートが必要なのかを見定めて、不十分なほうを先にやります。
#10は最後の締めくくり。身体の主導権をしっかりと受け取っていただきます。

日本ロルフィング協会が作成した10シリーズの解説です。クリックで拡大します。

レシピ通りに順を追うから効果が出る

いきなり深部にある筋肉や組織に働きかけるのは、心身への負担が大きく、抵抗も大きいものです。まずは表層を緩めてから深いところへと順を追ってセッションは進みます。

それもただ”ほぐす”・”緩める”だけではありません。

正しい動作と、姿勢の基準感覚の学び直しも含まれます。どのような手順で進めたら最も確実な効果が迅速に得られるか。その観点から組み立てられたレシピとなっています。

ロルフィング10シリーズセッションのレシピは、クイックマッサージの「腰痛コースは、〇分で足とお尻を緩めて、次に腰を○分やる」というようなマニュアルとは違います。マニュアルは、どんな人が来てもそれだけやっておけばよいというものです。が、ロルフィングでは、クライアントによってレシピをアレンジし、あなただけの体に特化した施術をします。

自己流が痛みを呼ぶ。動作の再教育の必要性

事故や怪我、仕事やスポーツなどによる酷使に心当たりがないのに、不調が出るのはなぜでしょう?

ひとつには運動不足が挙げられます。もうひとつには歩き方、立ち方、座り方、椅子からの立ち上がり方等々、自己流でやっている日常の動作が身体にダメージを与えている可能性が挙げられます。

日常の動作はとりたてて教わるものではなく、親やきょうだいなどの身近な年長者の姿勢・動作を見て真似ることで、人は動作を身につけます。
ところがお手本が常に「正しい」とは限りませんし、誤った筋肉の使い方をしていても放置されていることがほとんどです。正しい動作や姿勢とは、必ずしも見た目の美しさでは判断できないのもやっかいです。

手技による心地よさを味わうだけでなく、正しい動作を学ぶチャンスをぜひ活かしてください。正しい動作は、同じ不調のループに再び戻るのを防いでくれる最強のセルフケアツールです。

からだが変わるとこころも変わる

表層セッションでは「わたし(のからだ)は今・どこに在るのか」という感覚を養います。深層セッションへと進むとからだを通じて「わたしとは何者か」という問いに向き合うことになります。統合では「(このからだで)どのように生きるか」がテーマとなります。
無視したり蓋をしてきたからだの不快感、違和感に気づくことを通して、本当に望んでいることは何かに気つくプロセスでもあります。

10シリーズは受けないとだめ?

好きなタイミングで単発での施術を受けることも可能です。
しかし、単発セッションの場合、その時の主訴となる不調の解消にフォーカスした対症療法的な施術とならざるを得ません。不調の解消からは遠い道のりとなってしまうでしょう。

あらゆる徒手療法が、クライアントの主訴に基づき個々の症状の改善を目的として、そのたびごとの施術が決まるのに対し、ロルフィング®︎の10シリーズでは、レシピと身体観察に基づきその回の施術戦略が決まります。クライアントとロルファーの二人三脚で、計画を立てながらゴールを目指します。

10回という回数は多いようですが、ほとんどのクライアントさんが「あっという間でした!」「もう終わっちゃうのか…」と仰います。始めてみれば、自分の身体の奥深さ、興味深さに気がつく楽しさが勝ります。

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よくある質問

●セッションはどれぐらいの間隔で受けるのがいい?
●禁忌事項はある?
●どんな格好で受けるの?
●ロルファーの選び方のコツは?