認定ロルファー™️の利香です。
認定されて活動を始めてからまだ3年と8ヶ月ですが、クライアントカルテを読み返してみると気がつくことが色々とあります。
古傷からの影響
ロルフィングを受けるきっかけの多くが、慢性的な痛みや不調です。古傷からの影響もバカになりません。
古傷からの影響には下記のようなものがあります。
・冷えや疲れ、気圧の変化で古傷が痛む、疼く
・脚を引きずる、可動域制限など動作への影響
・関節への影響(ヘルニア、腰痛、テニス肘、膝痛など)
痛みや違和感のある部位を庇う動作が無意識に組み込まれると、身体の左右差が大きくなったりバランスの悪さが目立ってきます。その結果、いつもどちらかの腰や肩ばかりにコリや痛みを感じたり、首の位置が変わってきたり、姿勢が悪くなったりします。歩容が一生改善しなくなる場合すらあります。
成長期のケガは40代以降に再燃する
若くて筋力があるときは、特別な運動などしていなくてもちょっとの不調はカバーできます。しかし筋力も体力も落ちてくる40歳前後から、無理は効かなくなってきます。
成長期に負った外傷が、思わぬところで大きな結果を突きつけてくるのもこの世代です。足のアーチの崩れ、外反母趾といったように足に出ているうちはまだいいのです。ヘルニアやストレートネック、椎体骨折といった形で脊椎に現れてくると、深刻です。
成長期のケガには適切なケアと安静を
数十年後まで影響する古傷は、部活でやってしまったというケースが非常に多いです。
一定期間の安静や養生が必要なときに無理して部活に復帰すると、治るものも治らない。そればかりか、その先にある長い人生に暗い影を落とすことになります。わたしは小学生の頃にやっていたサッカーでオスグット・シュラッター症候群になりましたが、適切なケアを受けなかった結果、未だに左脚に跛行が残っています。
根性論や努力至上主義を振りかざして、成長期のデリケートな身体を酷使する体育会系の部活は、百害あって一利なしです。「痛くても部活が休めない」という悲鳴を封じてはなりません。
もし今、お子さんが部活動で怪我を繰り返していたり、整形外科では対処してもらえないようなタイプの痛みを訴えていたりするなら、代替療法を試してみてください。ロルフィングでも鍼灸でもスポーツマッサージでもいいです。お子さんが安心して通える場・相手を見つけてあげてください。
小学生以下へのセッションは割引価格にて承っています。ご相談ください。