認定ロルファー™の利香です。
![](https://rolfingahum.session.jp/wp/wp-content/uploads/2017/10/IMG_7560.jpg)
なにをやっても長続きしないわたしが
ジャイロトニックに通っております!
すごい!
わたしえらい!
「賞賛力」の高いトレーナーのおかげです。
昨日は、トレーニング器具の上からぶら下がっている
ストラップに足首をとおして、
脚をギュンギュンするという
(複雑な動きなのでなんとも言い難い)
トレーニングに初挑戦してきました。
大抵の方は最初からこれをさせてもらえるそうですが、
股関節に不安のあるわたしに合わせて
ゆっくり&着実ペースで
トレーニングを組み立ててもらっています。
パーソナルトレーナーならではの有り難み…!
脚のトレーニングも衝撃的でしたけど
その前におさらいした
基本となる平泳ぎっぽい動きが
「腕って背中から生えてるんだ!」と
初めて実感できて驚きでした。
正確にいうと、
肩甲骨から腕を動かすということが
どういう感覚なのかがハッキリわかったということです。
肩甲骨は背中の上のほうにのっていて、
腕の動きに関わる筋肉がたくさんくっついています。
だから「腕を動かす」動作には
肩甲骨が関わるものだらけなんですね。
でも、現代においては、
スイッチひとつでなんでもできちゃう。
指先や手首から先だけ動かせば
事足りてしまう生活なので、
「肩甲骨から動かす」なんて大きな動きは
あえて意図しないとする機会がありません。
ヒトの体は、指先だけ動かせばいいという
便利な生活にはまだ適応していません。
だから肩が凝ったり、五十肩になったりするのです。
じゃあヒトの腕は何に適しているの?
二足歩行ができる類人猿はいますけど
前肢は地面につけて歩く・走る、
木の枝にぶらさがって移動することに適した構造になっています。
肩甲骨、鎖骨、上腕の構造をみると
その違いがはっきりわかります。
現代人の祖であるホモ・サピエンスに比べ
ホモ・エレクトス(旧ピテカントロプス・エレクトス)の
肩甲骨は、体の横についていました。
これでは腕を体幹より後ろにひくことができません。
ヒトの腕は、腕を体幹より後ろに大きく引くことができ、
いわゆる「大きく振りかぶる」動作もできれば
速く走るためにブンブン勢いよく振ったりもできます。
つまりヒトの腕は、ものを投げたり
走るスピードを補ったりできるように適した構造になっています。
こういう、机上で得た知識を
自分の体で認識できるのが
わたしにとってのジャイロトニックの醍醐味です。
ジャイロトニックで習う動きは
水泳や太極拳の動きにもよく似ていて、
またハードに泳ぎたくなってきたり
ご無沙汰している陳氏太極拳のクラスに
ゆこうかなと思ったり…
効果があちこちに波及しそうです。