ココロとカラダ

有能な人ほど

認定ロルファー™の利香です。

お仕事でお世話になった人に久しぶりに連絡をしてみたら「退職しました」と言われる。度々ありますね。
印象がよくて「またお話ししたいな」と思う人ほど仕事を辞めてしまう。

そういう人たちの共通点は

熱心でよく気がつき、仕事もよくできる

 

Photo by Ken Treloar

 

そんな営業担当者はお客さんとの信頼関係も築きやすく、ひいては契約にもつながりやすいと思います。会社の人として有能なはずなんですが、有能な人ほどすぐに辞めてしまうのはどうしてでしょう。

 

有能な人は常に仕事について改善できることはないかを考えています。
工夫や知恵をしぼることを厭わないし、組織にとって「善」でありかつ合理的だと判断したことは「ぜひやるべきです!」と信じて疑いません。
その改善案をなぜ上司や同僚が認めて採用してくれないのか、納得できない思いを抱えがちです。納得できない思いは不満になってゆきます。

有能ゆえに、非合理的なことや効率が悪いことが許せない。
そして上司の保身や、部署が慢性的に抱えている「面倒臭いことは先送りにする体質」などが見えてきたら、「ここで私がどんなに頑張っても無駄だ」と無力感に襲われて「無駄な努力はもういやだ。辞めよう」となるわけです。

 

また、営業職の人や秘書、対人支援関係の職に就いている人で
「あの人は熱心でよく気がつく」と周囲から評価を受ける人は、過労に要注意です。

そういう人たちは共感力や、相手が望むことを察知する能力に長けています。

会社支給のタブレットやスマホを肌身離さず持ち歩き、いかなるときにも呼び出しに応じる。たとえ休日でも、セッションを受けている最中でも、友達と食事中でも。
結果として他人の思惑や都合にふりまわされ、疲弊してしまいます。

仕事ができる人にばかり仕事が集中するようになっているんですよね。
「あいつに頼んだら二度手間三度手間でイライラする」って判っている人よりも
気心が知れていてあうんの呼吸で「いいようにやってくれる」人の方がいいに決まっていますから。

有能な人は他人の気持ちを察するのが上手なので、お客さんや同僚のそんな勝手な都合ものみこんで「もう私そのチームじゃないんですけど…」というようなことでも
なんとなく仲立ちを引き受けてあげたりする。
やらなくてもいい仕事まで自ら引き受けて、雪だるま式に仕事を増やしてゆきます。

時間外対応も当たり前。持ち帰りで仕事をしたり、サービス残業をしたり、
「それっておかしいよ」と心配した身内が指摘すると
「だってこうでもしなきゃまわらないんだよ」と反論して会社をかばう。

こういう人たちは熱心ゆえに頑張りすぎて、疲弊して
心身を病んで休職を余儀なくされるか
ポッキリと折れるように仕事を辞めてしまいます。

 

私の話をすると、
「私よりバカの下で働きたくない」と豪語する20代を経て(いろいろすみません)
旧弊な組織に就職し、専門職とは言えど「いやこれ食べてゆけないよね?!」という安月給で働く数年間を過ごしました。
その後大阪へ越すとともに職種を変えざるを得ない状況となり、
「仕事はお金を稼ぐ手段でしかない。稼いだお金でおもしろおかしく生きればいいし。どうせ女なんて鉢植えの植物みたいなもんなんだよ。親や夫の都合であっちへやられ、こっちへやられ・・・自分のキャリア形成なんて絵に描いた餅。」と
割り切ろうとしたりもしておりました。

そう割り切れれば、それはそれで楽しい人生だったのでしょうけれど
私はそうではなかったので、今に至るわけです。

私にとってやはり仕事は大事。
何をして生きるか、どう生きるかに直結していますから。

そう素直に思えるようになったのも、ロルフィング®と出会ったからです。
「ロルフィングを受けると人生が変わる」。
有能な人たちがお仕事ジプシーになる前にロルフィングを受けてもらいたいなぁと思ったりもしています。その方が絶対にいいよ!と自分の経験から言えますので。

 

 

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