認定ロルファー™の利香です。
25年前の虫歯治療の失敗により歯の根っこの先端にできた膿胞の
治療を開始しました。(口腔外科でないとできません)
不幸なことに、それは根っこが長い上の歯なので、外科手術を受けていると
顔の中心にむけて音が響き、やたらと恐怖心を煽られます…
上の画像は実物の人体骨格標本です。
上顎も下顎も、歯根を一部露出させるよう削られているので、歯と頭蓋骨の関係がとてもよくわかります。
歯になんらかの異変があると、噛み合わせがかわります。
それは頭部の骨と筋肉(顔面の筋肉も含む)に影響を与え、その影響は首、肩、背骨を経由して全身に及びます。
下顎骨(下あごの骨)は左右に関節があり、左右対称であるべき骨です。
左右の顎関節も、人が「水平」を感知する非常に大きなセンサーのひとつです。
左右で歯の高さが違ったり歯の生え方によって噛み合わせに大きな差があったりすると、顔で感じている”水平”の位置がずれ、それはひいては”重心”の感覚をも狂わせてしまうのです。
それゆえ、噛み合わせを修正する歯列矯正が推奨されるのでしょう。
しかし、実際には、歯列矯正の後に、体調を大きく損なってしまう方がいるのはなぜでしょう?
口を大きく開けなくなったりものを満足に噛めなくなったり、耳鳴り、過緊張、歯の噛み締め癖、頭痛、ひどい疲労感等に悩むことになる人もいます。
歯のことだけを考えて行う、「理屈の上では正しい」「見た目は完璧に美しい」
という基準だけでは、おそらく不足なのだと思います。
わたしのところにみえるクライアントさんたちも、「詰め物がとれた」「まだ仮歯」という日は、普段とは体のバランスが変わっています。
1、2本の歯の治療ですらそうなるのですから、歯列全体におよぶ変更を加える矯正はなおさら慎重に運ぶ必要があるのだろうと推察されます。
ロルファーは歯科医ではありませんが、顎関節や頭部・頸部の筋肉のバランス調整はできます。お顔周りの筋肉の悩みもどうぞご相談ください。
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