ロルフィング

無関心では変わらない

認定ロルファー™の利香です。

1月の関西出張セッションを終え、帰宅しました。昨年秋から10シリーズセッションを受け始めた大阪・兵庫・奈良のクライアントさんたちと、月に1回お会いして1ヶ月間の変化をうかがうのを楽しんでいます。

通常、10シリーズの効果が最も出やすいのは1〜2週間に1回のペースと言われます。1ヶ月に1回のペースでは効果が実感できないのでは?と気になるところですが、効果を実感しやすいかどうかはペースだけの問題ではありません。これについては度々書いていますが、こんな傾向があります。

 

・効果を実感しやすい人のパターン

素直
好奇心旺盛
宿題にとりくむ
表現力がある

 

・効果を実感しづらい人のパターン

疑り深い
身体の感覚に無関心
習慣を改めない
表現を諦めている

 

ロルフィング®は身体を垂直軸と水平軸にそって整えるとともに、動作(身体の使い方)を自然なパターンに近づけるよう再教育することも含んでいます。たとえば、重い荷物を必ず右手・右肩で運ぶ生活を何十年も続けている人に対して、左手・左肩にも仕事を分担させるように促したり、椅子にずっこけて座る癖のある人に坐骨で座るように指導したりします。そういうアドバイスを実行せず、セッションで感じた自分のいい方への変化について疑いを抱いたり、身体で感じることを「気のせい」と否定したりしていたのでは、効果がみこめないのは当たり前です。

 セッションの後に感じた諸々を、快適だったこと・不快だったこと・よくわからないことも含めて「そういえばこうでした」「こんなことがあったけど関係ないですかね〜」「こんなことがあったんです!」と話す人の方が、ロルフィングの効果を実感しやすいのです。
 出来事をなんでもかんでもロルフィングに結び付ければそりゃそうよね!というご批判もあろうかと思いますが、わたしのクライアントさんはそこまで盲信的な方はいらっしゃいません。「ロルフィングを受けて、もらったアドバイス通りのことをやっている以外になにも生活を変えていない。それなのにこうなっている。ということはロルフィングの好影響だと思う」という、疑問のプロセスを経てのご感想です。

 

・無関心は最大の敵

 とりわけ好ましくないのは、「身体の感覚に無関心」であることです。
 身体に関心を向けるのが苦手な人もいます。こういう人は、セッションの前や最中に「今どんな感じがしていますか?」とうかがうと、不調や仕事や恋愛、人間関係については饒舌に話すのに、まさに今の身体の具合をきくと途端に「さぁ…?」となります。
 今どんな感じがしているのか?という質問に、「まさに今・ここ」の話ではないことを縷々話すのは、「今・ここ」にある身体に意識を向けることが苦手だからなのでしょう。言い換えると、感覚を閉じているし、言葉に変換するチャンネルが通っていないのです。よくないところをどうにかして欲しいというのなら、まずは身体の感覚を開いてください。そして自分の言葉で表現してください。ナンセンスなように感じられる表現でも構いません。正しい答えというものはありません。間違っているかも・ヘンかもしれない・期待通りに答えなければいけない等々の思い込みも不要です。ちょっとおかしな喩えの方が、「ああ!なるほど!」と伝わることもあります。

 気づかないうちに青あざ作っているとか、指を切っていることってありますよね。痛くなって初めて腰や膝が気になる、痒くなって初めて背中を思い出す。身体というのは不思議なもので、意識を向けないとお留守になるところだらけです。ロルフィングでは、お留守になってしまっているあちこちに再び感覚を通わせる過程が必須です。それが自分の身体を取り戻すことにつながるからです。

 

*ご予約はこちら。

2月の関西出張セッションは2/9(土)、/10(日)の2日間です。
場所:地下鉄御堂筋線中津駅から徒歩3分
予約状況:1/29 現在の予約可能枠は下記の通り

2/9(土) 19時
2/10(日) 09時, 11時

※セッションルームに入ってきてから出てゆくまでの所要時間は、ロルフィング®は90分、アクセスバーズ®は110分をみておいてください。

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思考の断捨離、アクセスバーズについてはこちらをご参照ください。

https://rolfingahum.session.jp/wp/access-bars/

 

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