利香です。花粉症全開です。
最近のわたしの自己紹介は「絵を描くボディワーカー」なんですけど、これを言うとキョトンとされます。半分は狙っています。意外性があったほうが話が展開しやすいので。
でも、絵を描くこととボディワークとは、まったく相容れないことではありません。
わたしがやっているロルフィング®では、人の容子(ようす)を把握する能力が問われます。セッションをくみたてるために、クライアントの立ち姿や歩く姿を見て、さまざまな要素をチェックするからです。
体全体から受ける印象は?
左右の肩のバランスはどうなっている?
膝は左右とも同じ方向をむいている?
脚は左右差がある?
骨盤の前後のバランスはどう?
どこに動きがあってどこにはない?
といったことを、セッションでは見ています。
水平であってほしい目、肩、骨盤、膝、足首が水平なのかどうか、左右差はどれぐらいあるのか、前後差はどうかなどを目で見てチェックしています。
たとえばこちらのお辞儀をする女性を見て、わたしがパッと気がつくことは
・左右の肩と肘の位置に差がある
・顔が体の正中線上にない
・膝の高さが左右で違う
・向かって左側の膝は外を向いている
・左の膝下は脛骨が外を向いている
・靴のかかとを包む部位の見え方が左右で異なる
・足首のカーブも左右で異なる…等々です。
もののかたちを把握する力は、絵を描く時もクライアントの容子を見る時も発揮されているんだ、とわたしは考えています。
どこでなにが生かされるかは、わからないものですね。
こんな風にボディリーディングをするために、ロルフィングのセッション開始時には身体の容子を前後左右から拝見します。慣れないうちは、なんかこっぱずかしいわ〜と感じると思いますが、より的確なセッションにするためにぜひご協力ください!