認定ロルファー™の利香です。
大学院時代の友人が日本に来ているのをきっかけに、十数年ぶりに会う大学院時代の知人・友人との集まりに参加してきました。
普段私は外に何時間もいたり、複数の人たちに囲まれていたりするとひどく疲れてしまうのですが、昨晩の集まりはまったくそんなことがなく、気がついたら数時間が経過していました。
居心地がいいというか、安全で安心な場がそこにできていたからでしょう。
私はのほほん発言で時々ひとさまの地雷を踏んでしまう傾向があり、
また、この数日は、一言一句にも気をつけねばならないような状況でもあり、
誰も私の言うことに目くじらをたてない場にいられたことにほっとしたんですね。
悪意と害意のない人たちに囲まれることがこんなに素晴らしいことだったなんて…!と感動すら覚え、のびのび過ごせた大学院時代の自由な空気を懐かしく思い出しました。
大人になると、自分の言葉に責任をもつことや政治的に正しい表現への配慮、
周囲の事情を考えての発言が求められる場面が増えます。仕事を通じての付き合いでは利害関係がつきまとうし、職場での政治に巻き込まれることもあります。また、客先でのプレゼンなど、自分を優秀にみせなくてはならない(ように感じられる)場面もあります。
そういう中で暮らしていると、「うっかりしたことを言って攻撃されたり、ひとの気分を害したりしないようにしなくちゃ」「正しいことだけを言わなくちゃ」「高く評価されたい」と身構えるようになります。
それがデフォルトになると、神経を使って疲れているということすら気がつけないんですね。
人との交流や新しい出会いや発見を探しに外へ出て行くのも大事ですが、安全な場所を持ちそこで心の武装をとくことも、心身の健康なバランスのためには同じくらい大事なことです。
動き回ることばかりが成長に寄与するわけではない、と改めて感じた夜でした。