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認定ロルファー™の利香です。
先月、潜在意識を書き換えるワーク(潜在意識といっても浅い層にあるものですが)を受けました。
その時わたしは「常に正しく・優秀でなければならない」という強い思い込みを「負けたって大丈夫」というものに書き換えました。
その結果、実生活において
いくつかのことが起きましたが、
もっとも感動的だったのは、
「心からの感謝とはどういう感覚か」を
生まれて初めて味わえるようになったことでした。
一般的なしつけを受けていますから
人からなにかをもらったり
してもらったりした時には
お礼を言って感謝の意を示すことは
「常識」「礼儀」として身についているし、
お墓参りや仏壇の前では手を合わせることや
先祖の霊に感謝するということなども
親や祖父母から教わっていましたが
それらはあくまでも形式的な事というか
「こういう場合はこうするべし」というルールとして
形から入っていたように感じます。
口では「ありがとうございます」
「感謝します」と言うけれど、
心の底からの深い感謝とはどういう感情なのか、
実感がなかったのです。
なぜ「負けても大丈夫」の気持を持てたら
感謝とはどんな感覚かを理解できたのか。
推論ですが、
人から何かをしてもらうということは
わたしにとって
相手の優位を認めることだったのだと思います。
わたしができないこと を してもらう。
わたしが持っていないもの をもらう。
それはすなわち相手の優位を
否応無しに認めざるを得ないことで
常に他人より秀でていなくてはならないと思うわたしにとっては、
「きいぃ!くやしい!」という気持ちを
ちくちくと刺激される事だったのでしょう。
だから「心からの感謝」がなく
「心の奥底で悔しがっているけど感謝の言葉を述べる」しか
なかったのだと思います。
そういう人生のまま黄昏を迎えなくて済んでよかったー!と
深い安堵とともに
ひとつも曇りのない感謝を
ワークしてくださった方や
これまでこんなわたしに
根気強く関わってくださった方に
捧げています。
もし、ほんとうの感謝ってよくわからないと思うなら
自分の価値観の根っこにあるものを
みつめてみるといいかもしれません。