「立つってこういうことだったんだ！」・モニターH様レポート２

認定ロルファー™の利香です。

　ロルフィング®１０シリーズのモニター、H様からセッション２のご感想が届きました。ロルフィング全10回シリーズの第2回目のテーマは「大地に根付く足」。主に膝から下、下腿（かたい）と足に特化したセッションです。
　足は身体を文字通り土台から支える非常に重要な器官ですが、合わない靴を履いて硬いアスファルトやコンクリートの上を歩く生活を続けたせいで痛みや変形といったトラブルを抱える人も多いですね。H様も外反母趾を気にされていました。

　先日、初回施術をお試しで受けた際にロルフィングの効果を目の当たりにした私は、全10回シリーズをその場で申し込んだ。先生からは目安1-2週間おきに受けに来るよう勧められた。初回施術から数日経過した体感を通して「これは本物だ！」と確信した後、第2回目の施術を予約。スムーズに予約できてホッとした。

　初回施術は渋谷サロンで受けたが、第2回目の施術は東小金井サロンを予約した。まずは両方のサロンを訪れて、自分がよりリラックスできる方を選びたいと考えたからだ。実際に訪れてみて、より気に入ったのは東小金井サロン。渋谷が都会的で縦長の街ならば、東小金井は緑豊かな横広の街。地元ならではの温もりに満ちた商店街にあるレストランやスウィーツのお店をのぞくことは、フルタイムで働き詰めの私に癒しをもたらし、定期的に通うことが楽しみになった。

　さて、いよいよ第2回目の施術スタート！
　テーマは「大地に根付く足」。膝から下の施術となった。

　まず先生から、前回の施術後の変化についてと、今回の施術にあたって気になることはないか質問された。

　私は左足より右足の方が1㎝長い。ズボンの裾上げの際は必ず1㎝差異を出してもらう。
　また、10代の頃から無理してハイヒールを履いていたせいか外反母趾となり、フットケア専門サロンでは「このままでは将来大変なことになる」と脅かされ、数万円もするオーダーメイドのインソールを定期的に買い替えするよう強く勧められた経験があることを伝えた。
　正直言って、当時の自分は外反母趾にそこまで苦痛を感じていなかったので、インソールの購入は見送ったこと。フットケアの専門家の立場を利用して客の恐怖心を煽り、売上につなげようとする接客態度に姑息な印象を受けたことを率直に話したところ、先生は受容と共感を持って耳を傾けて下さり「あなたの外反母趾はそこまでひどくない」と言い切り、外反母趾がこれ以上すすまないように自宅で手軽にできるケアを教えてくれた。私は心の中で「この先生は自分本位な拝金主義ではない」と安心感を抱いた。

　ロルフィング第2回目の具体的な施術内容は、本当に文章化するのが難しいのだが、未だかつて経験したことのないような不思議な内容で、え？こんなんで効くの？と思えるようなタッチもありながら、それでいて施術終了後に立ってみると、足裏がしっかりと地面を掴んでいる感触に変化しており「立つってこういうことだったんだ！」と感激した。
　その日はたまたま幅広のスニーカーを履いて来院したのだが、施術の帰り道、スニーカーの中で足が喜んでいるのを感じた。
重心も安定してとにかく歩きやすくなった。

　帰宅して、玄関に脱いであったフットサル用の革製シューズをふと見たところ、左かかとの外側一箇所にえぐれたような跡があることに気がついた。そういえば、今日先生に触られた箇所で唯一にして最大の痛みが走った箇所が、左かかとの外側からアキレス腱にかけてのラインだったことを思い出した。筋膜を整えながら身体の深い部分をも的確に調整してくれる手技に脱帽し、ロルフィング、恐るべし！と改めて実感した。

　様々な情報が溢れ、また、フットケアサロンやリフレクソロジーサロンなどで手軽に施術をうけられる環境にいると、なにが自分にとっていちばん適切なのか、混乱しますよね。身体に携わる人は、プロとしての自分の言葉が一般の人にどう響くか気をつける責任があります。（なお、わたしはインソール等のグッズ販売はしておりませんので、仮にお勧めするとしても自分が使って効果を実感しているものや信頼している方だけをご紹介します。）

　足のトラブルは足（靴を履いた時に覆われる部分）だけに原因があるわけではありません。足首の関節や膝、股関節の使い方、歩き方や体重のかけ方が原因となっています。タコができたから削る、魚の目ができたからとる…といった対症療法を続けて
も、根本的にはよくなりません。
　足のトラブルがすっきり解決するには足の上に載っている身体の水平軸と垂直軸を整えるのが、時間はかかりますが最も有効な解決策です。

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