認定ロルファー™の利香です。
わたしは癒すことには興味も強みもないので、癒されたい人は他を当たってくださったほうがお互いのためです。わたしのセッションが目指すのは、クライアントのポテンシャルの解放です。
対人支援系の仕事をしていると「癒し系」と言われたり「人を癒すのがお仕事なんですね」と言われたりすることがよくあります。わたし自身も「まぁ、癒されたい人もいるよねぇ。それにも応じなくちゃ」と勝手に思い込んでいました。でも、セッションをしていて「癒される〜❤️」と言われても違和感がどうしても拭えず、モヤモヤしていました。「気持ちいいの同義語として「癒される〜」と言っているのだろうけど…わたしが提供したい価値は癒しじゃないんだよなぁ」とずっと思っていたんですよね。
人は癒えるタイミングは自ら決めていて、そして時がくればおのずと癒えるもんです。
わたしが見たいのは、クライアントの埋もれてしまっているポテンシャル:ほんとうの力が、土くれの間から顔を出し目覚めて動き出すところ。ゆがんだり癖がついたり傷ついたりした身体の中から、「あ。これができる」「こんなことも感じる」「なんかわかった気がする」という芽が出てきて、あれもこれもそれもできるんだ!とずんずんと茎や葉を伸ばしてゆくところ。その様を「ほらね〜」とニヤニヤしながら見ていたい。
その過程で癒しが生じることもあるだろうし、その先に癒しがもたらされることもあるでしょう。だけどそれは、わたしがすることではないし、意図してできることでもないと思うのです。他人を癒せると思うなんて、おこがましいにもほどがありますしね。
マッサージや指圧といった文化が浸透している日本では、ロルフィング®のような手技(手で身体に触れて調整する徒手療法)は「しんどくなった時にちょっと行って揉んでもらうもの」みたいに誤解されがちですが、ちがうのです。ロルフィングは、しんどくなった時に受けるリラクゼーションではありません。身体が本来の力を取り戻し、この先の人生で実力を発揮してゆくためのものです。
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