認定ロルファー™の利香です。
多くの方が悩む腰痛。めちゃくちゃ痛いわけではなくても、腰がなんとなく痛くてつらいと、気持ちも晴れないしアクティブになれません。
座りっぱなしの作業が多い方は、姿勢が特に悪いわけではなくても腰痛に悩まされがちです。
今日は、セッションルームでクライアントさんにお伝えして好評をいただいている、セルフマッサージをご紹介します。めっちゃ効きますよ!
立ち上がって足は肩幅程度に軽く開きます。シャツの脇の縫い目にそって、身体の側面に親指をあてがい、腰の方へとなでおろしてゆきます。肋骨をすぎるとぷにぷにと柔らかいところがあって、更に下方へ親指をおろしてゆくと骨盤のでっぱりにつきあたります。そのでっぱりが目印です。
次に、その骨盤のでっぱりから指3本分上のポイントを探します。
そこから更に指2本分、後ろ(背中側)に親指をずらします。
(痩せていて肋骨がよく判る人なら、背骨両脇の「いちばん下の肋骨を感じるところから、指2本分脇腹へずらしたところ」でもいいでしょう)
腰痛持ちの人だったら、身体の中心に向けてここをぐっと親指で押し込むと、圧迫痛、鈍痛を感じるはずです。
ここには外腹斜筋、内腹斜筋、腰方形筋という筋肉がおりかさなっています。
いずれも呼吸と関係のある筋肉ですので、しっかり押せている場合は深呼吸するたびに指の下で動く筋肉を感じられるはずです。
腰方形筋は腰椎と骨盤に付着していて「ぎっくり腰」をひきおこす筋肉としても知られています。親指で押しながら意識する(奥の方にも動く筋肉があるな〜と思い描いてください)のはこの腰方形筋です。
そのまま親指で身体の中心部へ向けて左右からぎゅーっと押すのでもいいのですが、上半身を左右に交互に倒す動き(下の画像参照)や、腰を左右交互に持ち上げたり、可能ならそのまま2、3歩前後に歩いてみてください。
指の下で筋肉がぐいぐい動くのが感じられると思います。イタ気持ちいいぐらいがちょうどいいので、くれぐれも押し込みすぎややりすぎは注意です。
また、親指の位置は、上下に動かして、自分にとって一番気持ちのいいポイントを探してみてください。
このように、動作による刺激をつかってセルフマッサージができます。
ポイントは必ず立ってやること。座ってやっていると、骨盤の傾きに影響されてしまい深いところまでアクセスできません。
「ぎっくり腰の予感がする」とか「生理痛で腰が重くてつらい」「ハイヒールを履いたら腰が痛くなった」というような時にも使えますが、これはあくまでも応急処置です。根本的な問題解決ではありません。
特に腰痛は内臓疾患のサインである場合も多いので、長引く重だるい腰痛に悩んでいる場合は、婦人科や泌尿器科を受診してみてください。
内臓にはなんら問題がないのに腰痛に悩まされているような時は、運動不足や座り姿勢、立ち姿勢に問題があるかもしれません。根本解決を望むなら、生活習慣を見直したり、身体の構造を根本から建て直すワークを受けてみるのをお勧めします。
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