認定ロルファー™の利香です。
10シリーズを受け体が変わり始めたお客様が
「カバンに違和感をおぼえる」と仰ることがあります。
どこにゆくにも何かしらの荷物を
持ち歩かねばならないわたしたちにとって
特に服にポケットが少ない女性にとって
カバンは永遠の課題です。
ーカバンが体に及ぼす影響
カバンを左右どちらか一方の肩にかけていたり、
どちらかの手でばかり持っている人も多いですよね。
そういう使い方をしている時に
カバンが体に及ぼす影響を
いくつか挙げてみました。
・肩の高さが変わる
・腕を引き上げる癖がつく
・前腕(肘から手首)が張る
・背中のかたさに左右差がでる
重くて大きなカバンを持ち
満員電車で通勤していると、
腋をしめて、カバンとともに
腕も肩も引き上げるようになります。
また、もともと肩の高さに左右差があり
ショルダーバッグを
落ちにくい方にかけるようにしていると
その歪みがさらに強調されてゆきます。
肩の高さに左右差がある人は
腰の高さの左右差もあるはずです。
アンバランスな体を運んで歩き回ることは
体にとって重労働。
カバンだけでなく、自分の体さえも
お荷物になってしまいます。
ーカバン選びの基準
そうはいってもカバンは必要です。
ボディワーカーとして言えるのは
カバンを選ぶ時の基準を
前提から変える必要がある、ということです。
*カバンに重量制限を設ける
カバン本体の重量を抑えるのはもちろん、
中身の重量も抑えましょう!
自分にとって最低限必要な荷物を
リストにするのもいいですよ。
わたしの場合は
財布・スマホ・交通ICカード
そして非常食としてのスナック。
(中央線沿線人なので、
人身事故で電車が止まるのが
日常茶飯事なのです…)
これにプラスアルファで
その時々の必需品となります。
やりがちなのが
大きめのカバンを買うこと。
あれもこれも詰め込んで
結果として過積載状態になります。
人に渡す物は
あらかじめ別の紙袋にする。
軽量エコバッグを常備して
別な袋に入れる。
持ち歩く必然のないものは
都度カバンから出して置いてゆく。
それだけでも違います。
*カバンのタイプを決める
体の左右バランスを重視するなら
バックパックタイプがいいでしょう。
これは持ち方が大切なポイントとなります。
ショルダーストラップをのばして
使っている人をみますが
それはむしろ体とバックパックとの
動きのラグを生んでしまい、疲れます。
バックパックはできる限り
体にぴったりつけるようにするのが
疲れなくておすすめです。
中学生や高校生にありがちなのですが
ショルダーストラップを伸ばしきって
背負っていたりしますが、
歩くたびにカバンが仙骨を叩いていますね。
あれはもう最悪です・・・
脊椎の中を通っている神経は
仙骨からはむき出しになっています。
だから、仙骨付近をバシバシと
カバンで叩くようなことは
絶対にやめて〜!と
声を大にして言いたいです。
バックパックタイプは
服装に合わせにくいという難点があります。
荷物がコンパクトにまとまるなら
斜めがけになる小さなカバンや
手に提げて使うタイプのカバンがいいと思います。
持つ手やかける肩はどちらかだけに決めず、
左右で持ち替えます。
ショルダーバッグはあまりお勧めしません。
ついつい左右どちらかの肩にばかり
かけてしまうことになるので。
なんてことをセッションルームで
よくお話しするので
ブログにも書いてみました。
お勧めのバックパックやカバンがあれば
教えてくださいね!