認定ロルファー™の利香です。
ロルフィング®の創始者:アイダ・ロルフ博士の誕生日の前後には、ROLFING DAYSと称して日本各地のロルファーがワークショップやこの期間だけの特別メニューを提供します。下記に特設ウェブサイトへのリンクを記載しておきます。
気になるワークショップやスペシャルセッションがありましたら、ぜひ足をお運びください。
特にわたし自身が興味があるのが、傷痕の修復であるスカーワーク(スカーとは英語で傷痕のこと)です。
5月26日には志木で認定ロルファー™の椎名 亜希子さんがスカーワークの体験会を開かれます。傷痕の「違和感、引き攣れ、かゆみ、ケロイド、動かしづらさなどでお困りの方におすすめです。帝王切開、手術跡、擦り傷、切り傷、やけどなど、傷の種類、古さは問いません」とあるように、手術痕のみならず縫合はしなかった傷のあとも対象となります。下記にリンクで詳細をご覧ください。
2018年5月26日(土) ScarWork(スカーワーク/傷あとのケア)体験会
わたしは手術痕、外傷の痕が年齢の割にはある方です。慢性の虫垂炎での虫垂切除手術の痕、股関節唇損傷の内視鏡手術の痕、首にも手術の痕があります。小学生の頃にガラスのコップを洗っていて負った指の傷、自転車で転倒して骨のそばまでえぐってしまった膝の横の傷(「骨かも」と思われる白い組織が見えた時には真っ青になりました…)、お寺の庭先で遊んでいた時に親戚の男の子から負わされた目の上の傷、飼っていたハスキーに噛まれた手の甲の傷(救急搬送)、飼い猫に蹴られてざっくりやられた胸の傷などなど。
これらの手術痕や傷痕はちょっとうずいたり、ひきつれたり、触られると「うへぇ〜」と言いたくなるような妙な不快感があったり、皮膚の下で癒着を起こしていたりします。やっかいといえばやっかいです。
とはいえ、傷跡そのものを憎んでいるわけではありません。傷を負った時の状況に対する怒りや恐怖、手術を選択したことに対する後悔、その傷を負わせた相手への愛…といったものを諸々含めて傷とともに生きている実感があります。
傷あとに対するわたしの感情は、「傷跡があると醜いから消そう」という考え方とは対極にあるのかもしれません。それも含めて愛しき日々の思い出であり、生きてきた記憶そのものだったりもします。
椎名さんも、傷とともに生きることを大切に思われている方です。志木周辺にお住いの方で、傷痕の不快感や痛みなどに悩んでおいでの方に、この情報が届いてくれるといいなと願っています。
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