日々のこと

月を癒す

認定ロルファー™の利香です。

 

Nogiwa Kumikoさんから
出張メイクをしていただきました。

Kumikoさんには、ホロスコープを
読んでいただいたことがありますが、
元からやっていらっしゃる本職は
メイクのお仕事。
オーガニックコスメにもたいへん詳しく、
情熱を傾けていらっしゃいます。

東小金井のセッションルームに来ていただき、
自然光の中でカウンセリングからスタートです。

今日の気分、肌の悩み、
メイクに希望することなどを
ヒアリングしていただき
今日のテーマが決まります。

わたしが昨年の暮れから取り組んでいるのは
西洋占星術的に言うと「月を癒す」こと。
今日も月を癒すことにフォーカスしたメイクをしていただきました。

月は女性(性)、母、幼少期、
無意識、感情など意味します。
男性優位の社会で生きるにあたって
抑圧されているものばかりですね。

 

ペルソナとしてのメイク

物心ついたときから常に
外見については大きな劣等感と
共に生きてきたので

わたしにとってメイクとは、
自分の弱点や嫌いなところを
文字通り糊塗してごまかす手段だったり、
自分に気合と喝を入れ
社会的な顔を作るための
武装であったり、

つまりは仮面や服のようなものでもあります。

全面的に心地よいとはいえないけれど
着けていないと不安だし
社会的にどうなの?という感じで。
だから自ずと左右対称や清潔感、
きりりとした正統さなどを
メイクに求めてきていました。

今日していただいたメイクは
そういう対外的な印象操作を
いったん脇に置いた、
”リラックスして自分自身を楽しむメイク”でした。

 

自分を慈しむためのメイク

左右の目の大きさが違うとか
おでこがせまいとか…
鏡に向かってメイクをするたびに
様々な「不足」「不満」を数え上げ
それをカバーしようとする。
カバーすることでやっと大丈夫と思える。

Kumikoさんはそういう考え方はなさらず、
いいところや表現したいものを見て、
素材のよさをひきたたせつつ
全体のバランスをとるメイクをしてくれました。
派手な大変身というよりも
リラックスして、興味の赴くままに
遊んで楽しむためのメイクです。

 

今回、Kumikoさんにお願いしてよかったなぁと思ったのは、
ベースメイクの前の
肌のコンディション作りから、
たいへん丁寧にわたしの肌を
扱ってくれたことです。

プロからメイクをしてもらうことが
これまでにも何回かありましたが、
時間の制約や記念撮影で映えることを
重視しているせいなのか・・・
メイクさんの、メイク対象者の扱いは
けっこう荒いんですよね。

人から丁寧に扱ってもらうと
日々、いかに自分で自分の顔の肌を
ぞんざいに扱っていたかがわかって
今日からは丁寧に扱います!と
気持ちを新たにするとともに

「自分を愛する」とか「満たす」とかいうのは
美味しいものを食べたり
高価なものを身につけたり
ちょっと贅沢したりといった
外的な、モノによるトリートからではなく、
身体を丁寧に扱うことから始まるものだと
気がつきました。

身体は魂の器です。

それを通じてこの世界と関わり、
それを通じてこの世界に生きている。

病気や怪我などなくても
「ありがとう」の気持ちを籠めて
身体を丁寧に慈しもう。

そんな気づきがありました。

“You first.”(まず自分のことを考えなさい)と
アメリカではよく言われましたけど
これも、自分を満たすことと通じますね。

 

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