すっかりご無沙汰してしまいました。
ロルファーの利香です、と名乗るのもなんだかぎこちなくなるぐらい、今年はロルフィングのセッションができない年となってしまいました。コロナウィルスの影響を受けていない職業などないと思いますが、とりわけ整体系のサービス業や飲食業は打撃を被ったのではないでしょうか。補助金や給付金をうまく使うにしても限界がありますよね。空き店舗になってしまったところを見るたびに心が痛みます。
2020年、なにをしていたのか
わたしはといえば、ロルフィングの仕事が壊滅的な被害を受けたものの、2019年9月からお手伝いしていた新規法人の、事務局整備やコーポレートサイトのSEO対策コミでの構築、英語版しかないマーケティングツールの導入等々の仕事が一気に膨れ上がり、事業による収入は前年度を割らずに済みました。
とてもありがたかったのですが、ブラックな働き方をしてしまったせいで若干心身を病みかけてしまいまして、11月でそのお仕事からは手を引きました。12月は茫然と過ごしてしまった感じですが、それほどまでに病んでいたんだなという自覚もあります。なにしろ、アプリの通知音が鳴るたびに動悸と耳鳴り、そして最後の方では「死にたい」という気持ちになっていたのですから。
リモートワークは通勤地獄からは解放されますが、いつでもどこでもアプリで呼びつけられてしまうという弊害もあります。むしろ仕事時間が増えてしまったという声もお客様から聞きます。オンとオフの区別は自分で積極的につける時代になった、といえば聞こえはいいですが、日本人にはなかなか難しそうです。
猫との暮らしが始まった
９月に府中市に引越しまして、11月はそこでセッションを開始…と考えていたのですが、先に猫を迎えてしまいました。
こんなくつろいだポーズを見せていますが、かなりのビビリです。お客様がみえると幻の猫になりますが、猫アレルギーの方はアレルギー反応が出てしまうと思います…。
まる、という名前です。武蔵野市で猫の保護活動をされている団体から譲り受けました。５才になるまでケージに他の猫と押し込められ、フードも水もろくに与えてもらえず劣悪な環境で生きてきたために、保護後はあっという間におデブちゃんになってしまったそうです。飢餓状態を経験した猫にありがちなことです。現在は７才です。
まるが落ち着いたらセッションを再開しようと思っているうちに、再び乾季に入った東京都の感染者数の爆発的な増大をうけ、またしてもタイミングを逃してしまいました。後期高齢者の両親と頻繁に接触する生活をしていることもあって、あまり無理はしたくないというのが本音です。
府中での暮らし
府中の部屋はセッションルームを兼ねているので、なるべく生活感が出ないように…と苦心しています。それでも料理は好きなので、あれこれ作って楽しんでいます。
塩豚を作ったことをFacebookに投稿したら、諸方面から「食べたい」とお声がけをいただき、予約販売をすることになったり、ハンバーグはリピート客がいたりと「一体わたしは何屋をしているのか…」と度々苦笑しています。
こんな時なので、衣食住に目を向けておいしいものや快適なものへのニーズが高まっているのかもしれません。そのお役に立てているのなら嬉しいです。
鶏ひき肉を蓮根ではさんで甘辛く焼く
近所にはほんとうになにもお店がないのですが（墓石屋はたくさんあります）、多磨霊園があるので、しばしばウォーキングに出かけています。iPhoneに万歩計機能がついていて、チェックしてみたら衝撃の事実がわかりました。
昨年の今頃に比べて平均して１日に約1,000歩ほど、歩く量が減っているんです。リモートワークでパソコンの前に座りっぱなしの生活をしているという自覚はありましたが、ここまで歩いていないとは…。恐ろしいことです。
多磨霊園正門の紅葉特に40代以降の女性は、筋肉量が落ちるお年頃でもあります。スマホの機能を使って自分が１日にどれぐらい歩いているかをチェックしてみてください。歩いていないと気付いたら、とにかく歩くしかないです。（ただし股関節や膝関節に炎症のある人は、いきなり無理して歩かないように！）足腰が悪くなると、生活がいきなり不便になります。コロナ禍だから〜と引きこもりがちな時にこそ、身体を鍛え動かすことにも自覚的に取り組む必要がありますね。
現在のセッション場所と状況
2020年12月現在は、既存のお客様に対してのみ小金井市でセッションを行なっております。ただし、ご新規の方でも自転車や徒歩、自家用車でお越しになれる方であれば承ります。セッションルームには加湿器や手指の消毒液を導入。施術中はロルファーもクライアントさんもマスクを装着しっぱなしとなります。窓がたくさんある部屋なので換気も頻繁にし、１日に１名様まで受け入れる体勢でおります。どうぞご協力をお願いいたします。
年末年始の帰省や親戚での集まりがなくなり、寂しく過ごされる方も多いかと思います。でも、そんな時は「ウィルスを拡大しないことに協力しているわたし、えらい」「2020年を生き延びてえらい」と、自分を褒めて乗り切ってください。わたしもひとりと１匹での大晦日の夜を迎えます。では、どうぞ皆様健やかで、2021年にお会いしましょう。
