わたしのこと

ボディワーカーとしてビジネスを学ぶことは必須か(後編)

認定ロルファー™の利香です。

「ボディワーカーとしてビジネスを学ぶことは必須か(前編)」からの続きです。

<前編で書いたこと>
1.ビジネスを学ぼうと思ったきっかけ
■単純に、自分のビジネスがうまくいっていなかったから
■ビジネスについてなんら勉強をしていなかったから
■「うまくいっている人」のノウハウを知りたかったから
→ 経営管理のノウハウを知ればいいと考えていた

2.ビジネス塾選びの基準
■ぽのビジ=同業者で成功している人から学ぶ
■ホンモノ経営塾=成果を出している、頭抜けてヘンな人たちから学ぶ
→ 知人が主催する塾や、卒塾生から直接評判をきいて判断


 

3.  実際に参加してみての実感

■株式会社ポノライフのビジネス塾(ぽのビジ)

個人事業主としての基礎体力を
つけてもらったと感じています。

マインドセットは各自でやるということで
塾では経営の始めの一歩的なこと、
基本となる考え方を学び、
コツコツと実践してゆくことがメインでした。

数字で自分の業績と向き合うことすら
できていなかったわたしが
数字、データで経営状況を判断する、
それをためらわずに行う、
感情を動かさずに淡々とやれるようになったのも
ぽのビジのおかげです。

実践する中で落とし込んでゆき
その結果マインドを養うということに
重きが置かれている印象でした。

(わたしは0期の卒塾生なので
今は変わっているかもしれません)

ここで「わたしはマインドがなっていない」と気がつき
非常に苦しい時期に突入します。

 

■ホンモノ経営塾

ホンモノ経営塾では、講義代わりにもなり得る
内容のしっかりした動画がたくさんあり、
サロン経営のノウハウが詰め込まれています。
そのまま・即応用可能というわけではないものの
決して突飛なことばかりではありません。
堅実で確実なやり方も多いという印象です。

ビジネスの基本となる考え方は
ぽのビジで教わったこととほぼ同じでしたので
わたしにとっては復習と落とし込みの時間となりました。

集まった同期が自分の鏡のようで、お互い、
「他人のふり見て我がふり直せ」を地でゆけたのもよかったです。

ここではマインドを変える
大きなきっかけを作ってもらいました。

 

4.  ビジネス塾参加による収穫

おそらくこれがもっとも皆さんが知りたいことだろうと思います。

わたし自身は、単価の決め方についての誤った発想、
顧客のフォロー、セールスについての考え方、
ボディワーカーが陥りがちな間違い、
発信の重要性、発信の仕方等々を学べて、
自分の無知や思い込みを改めることができました。

しかし、コツやノウハウを学べばなんとかなるわけではありません

学んだだけで実際に行動しなかったら
現実は動きませんし、
行動には、その根底となるマインドが
非常に重要になってきます。

なぜならマインドが
行動の質と量を左右するからです。

 

わたしはホンモノ経営塾参加中に
「自分を変えたい・でも変えるのは
負けを認めるようで
どうしても変えられない」という、
価値観・信念の壁にぶつかりました。

おそらく、これは誰でもが程度の差はあれ
ぶつかる壁だと思います。
ここでの決断がその後を左右するのでしょう。

「今まで通りのやり方」でうまくゆくのならば
そもそも塾に参加していないわけです。
うまくゆく現状にするためには
「今まで通りのやり方」を変える必要があるということを
自分のこととして引き受けられるかどうかにかかっています。

 

5.結論

わたし自身はゼロからの出発でしたので
ビジネス塾で得られたことは多かったです。
その点では「ボディワーカーもビジネスを学ぼう」と
断言できます。

が、ビジネス塾は万能薬ではありません
塾に参加しさえすればなんとかなると思っているなら
それは甘い発想です。

前編で引用したように
ヒーラーやセラピストといったように
「技術だけではないなにか」をも提供している場合は
行動が現実的な結果にすぐに繋がらないこともあります。

これは単価が高めの治療家・マッサージセラピストや
個人指導に特化したインストラクターといった
ボディワーカーにも共通することです。

なぜなら、Keikoさんが書いておいでのように
「この人に自分の傷ついた魂を見せても(見られても)いいんだろうか」は
そのまま
「傷ついた体/劣等感がある体をみられても大丈夫だろうか」
「できないことだらけの体をみられてもいいんだろうか」
にも置き換えられるからです。

人は安全性を見定めてからやってくるものです。

価値観を共有する人に来て欲しいと思うならば、
それには時間がかかるかもしれないということを
理解しておく必要があります。

もちろん、安心や安全を感じてもらうために
ブログやSNSでの発信、
実際に会ってお話しする機会を持つ等
能動的な行動の継続も必要です。
それは腐らずに続けましょう。お互いに!

 

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