認定ロルファー™の利香です。
大学院出てまでなんでこんなことやってるの?とよく訊かれます。実際、我ながらそう思う時もありますが、それはやっぱり、たくさんの人に楽に生きられるようになって欲しいからです。
痛みに怯える生活、杖が手放せない生活、なんど説明しても苦境や制限を理解してくれない人々に苛立ったり悲しんだりせず過ごせるってホントに楽!
閉まりかけたエレベーターに乗ろうとして駆け出した・・・つもりが脚が前に出なくて「私は小走りさえできないんだ!」と気がついた時の失望感を、未だによく覚えています。
階段しかないところにはでかけられなかったし、和式トイレは使えないからトイレ問題はいつも深刻だったし、うかつに床に正座したら立ち上がれない。
洗濯物を畳むことも、低いところにしまった鍋を取り出すのも、日々の通勤や買い物も、なにもかもビクビクしながらやっていました。
そんな状態からフラットアイアンハイク(しかも復路は途中から駆け下りた)までよくまぁ回復したもんです。
それもこれも、ロルフィングと出会えたから。
私自身が救われたように、誰かの苦境脱出計画をほんの少しだけでも手伝えたら、こんな幸せなことはありません。
雪の下には、春になったら必ず芽吹く種が埋まってる。
諦めてしまうのも選択肢の一つ。
でも、諦めないことも選べる。
今日までがどうだったかも大事ではあるけど、これからどうしたいかの方がもっと大事。
そんなことを考える啓蟄の日でした。