認定ロルファー™の利香です。
母と外食するとしばしば「こんなのうちで作ったら千円もかからない」「うちで食べた方が安くて美味しい」というようなことを言います。
東京は地価も家賃も人件費も高いので、格別おいしいと感じられない食事でも、そこそこの値段がします。実際、「ハズレ!」としかいいようのないケースもあるので、母は主婦として割り切れない思いを感じるのでしょう。
(それに加えて「無償の」家事労働をずっとしてきたので、屈折したプライドもあるんだろうと思いますが、テーマが異なるのでまた別な機会に書きます)
何を買っているのかを考える
でも、代価を払って買っているのは
実際に口に運ぶ料理そのものだけではなく、
「自分で料理ができない状況において空腹を満たす方法」
「自分で調理することで生じるコストやロスを回避」
「準備も後片付けも不要。そのぶん、自由に動ける時間を確保」
といったものも含まれています。
そこを忘れて目先のコストだけみて不満を口にするのは
なんかちょっと違うよな、と感じます。
生き金・死に金
生き金、死に金という言葉があります。
この点に於いては中国人ほどすごいセンスを持っている人たちもいないと感じます。
贅沢しているわけでもなく、むしろシビアにきりつめているし値切るのも当たり前。だけどお世話になった人やこれからもお付き合いをしてゆく相手に対しては
高価で上質なお土産などを買ってきてくれます。また、「これは価値がある」と感じたものは値切らずに買います。
それを”見栄を張っている”と罵る人もいますが、私はそうは思いません。
なににどれだけのお金をかけるか・重視しているかがハッキリしているんです。
それは、人生を豊かにしてくれる可能性が高い人とモノ。
それに対して使うお金は”生き金”と考えているのだろうと観じます。
国家による生活保障があてにならない国において
人生をより豊かに生きるために必要なセンスなのかもしれません。
それを言うなら、この先の日本も同じ状況です。
なににいくらかけるのか、
生き金の使い方で人生が変わる。
そういう時代がもうそこまできているのか〜・・・ではなくて
実際にはもう始まっていますよね。
私自身、そういうことするのは財界人だけだと思っていましたが
お金の使い方は、価値観、ひいては生き方を明確にあらわすと実感しています。
お金にまつわることを「汚い」「はしたない」と避けるのは
自分自身と向き合うのを避けることでもあります。
自分が代価を支払っているのはなんなのか。
なにを”生き金”と考えているのか。
向き合ってみてはいかがでしょう。
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