日々のこと

アーユルヴェーダ式花粉症対策講座を受けてきました

認定ロルファー™の利香です。

 アーユルヴェーダ・サロンをやっているスミヨシマチコさんから、「花粉症・鼻炎対策!鼻と頭部のオイル浄化講座」を受けてきました。
 アーユルヴェーダというとオイルを全身に塗るとか額にオイルを垂らすとか、マッサージ・セラピー的なイメージが強いと思います。わたしもそうだったのですが、今回の講座を受けた結果、「インドの漢方」みたいな感じなのかなと感じました。
 

 今回教えてもらったのはアーユルヴェーダの中でも経鼻法:ナスヤという治療法のひとつ。薬草からつくったオイル(メディカルオイル)やパウダー(今回は薬草のパウダーではなく香辛料のパウダー)を鼻から入れて、不要なものの排出を促すというセルフケアです。

Indian Medical Oilナスヤにつかったメディカルオイル

 上が実際につかったメディカルオイルのパッケージです。このオイル、シナモンの香りがして、シナモン大好きなわたしはまったく抵抗がありませんでした。
 鼻から額にかけて軽く太白ごま油でマッサージした後、このオイルを鼻腔に垂らしてゆきます。一緒に受講したMさんはむせてしまわれましたが、わたしは全然でした。ここからして個人差があるんですね。個人差は体質や匂いや刺激に対する感受性、筋力の強さ弱さなどから生じるそうです。
 オイルを垂らしてわりとすぐに(ここから先はお食事中の方は読まないでください)鼻水や痰がでてきますので、出てくるものは我慢せずにどんどん体の外へと出します。痰といっても、わたしはすごくマイルドな痰というか…「唾っていうほどサラサラじゃないけど、風邪の時にでてくるような粘度の高いものじゃないなぁ」というようなものがでてきました。
 講座中、なんども鼻をかんだりうがいをしたり、痰を吐いたり。他人の前でそんなことできない!と、強い抵抗がある人にはお勧めいたしませんが、セルフケアを習う時にはそういう羞恥心は捨てて、好奇心を前に出すのがよろしいかと思います。
 
 次にパウダー方式のナスヤ。
 香辛料パウダーと書きましたが、アーユルヴェーダでは消化剤としても用いられる、黒胡椒・長胡椒・生姜をブレンドした「トリカトゥ」というパウダーを使います。これをごく少量だけ鼻から吸います。絵面としては非常にあやしいです。罰ゲーム?!みたいな刺激がすぐに鼻腔を襲うんじゃないかとビクビクしましたが、意外に平気で、わたしは後になってからいきなりツーンときました。刺激があるので短時間での効果を狙う人にはこっちの方がおすすめです。

 ナスヤは、上鼻道がいつもすっきりしない感覚がある人にはいいのでは?と感じました。春の花粉症対策として今からナスヤでセルフケアをしようと思ったのがわたしの動機なので、効果は来春にご報告となります。
 すぐに出てくる効果としておもしろかったのは、Mさんは「視界が明るくなった」、わたしは「頭の後ろの方の感覚がでた」というもの。現代人は、普段は視覚にばかり頼って前のめり姿勢になりがちです。ロルフィングでもよく Feel your back space. /後ろの空間を感じてみて、という指示をクライアントに出して、体の後ろに広がっている空間へと意識を向け前のめり姿勢の補正を促しますが、それをやったときと似たような効果が感じられました。
 

 スミヨシさんのこちらの講座では、ナスヤの禁忌事項も教わります。また、太白ごま油をつかったオイルうがい(ガンドゥーシャ。一時期ハリウッドセレブの間で流行ったオイルプリングとは違います)も体験できます。排出が落ち着くまでは電車にも乗れないだろうからとゆったり時間をとってくれているので、インドのブロックプリントのお話などして、楽しく過ごしました。
 
スミヨシマチコさんのブログはこちらです。
https://ameblo.jp/manas-ayurveda/